第43回札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会

女子は丸山希が大会連覇 少年は森大耀が快勝 男子は小林朔太郎が僅差で逆転V

全日本スキー連盟A級公認
  • 2025年8月1日(金)
  • 札幌市 宮の森ジャンプ競技場
  • HS100/K90

女子組

1  丸山 希(北野建設SC) 238.3pt
2  一戸 くる実(雪印メグミルクスキー部) 216.0pt
3  葛西 春香(早稲田大学) 208.7pt

リザルト

少年組

1  森 大耀(東海大札幌高校) 234.6pt
2  三上 託摩(余市紅志高校) 213.0pt
3  布施 飛雄真(日大山形高校) 204.0pt

リザルト

成年組

1  小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) 274.0pt
2  山本 涼太(長野日野自動車SC) 273.6pt
3  竹内 択(team taku) 266.1pt

リザルト 男子総合


2017年から 恒例となった真夏の札幌三連戦。
向かい風に強弱があり、やや難しい試合だっただろうか。

この日最大のトピックは表彰台にわずかに届かず4位となった伊藤有希だと思う。
はて、国内戦で伊藤有希が表彰台を逃したのはいつ以来だろう。

失格となり15位に終わった2023年サマー蔵王、特殊なノックアウト戦で3位以下の順位が明確になっていない2016年HBCカップ(ただし、4位以上であることは間違いない)を除けば、2014年夏の名寄での4位まで遡るはず。
これが正しければ、実に11年にも渡って表彰台に乗り続けてきたことになる。とてつもない記録。

大会連覇となる丸山希はNHマイスター。
この日を含めて直近5つの勝利は全てノーマルヒル。(2024サマー蔵王2024札幌市長杯NH2023サマー蔵王2022札幌市長杯NH
特に宮の森を得意としているようで、2018宮様NH2018札幌市長杯NH2018宮の森チャレンジカップで勝利している。

この日の結果を受けて伊藤有希は「今の女子は誰が勝つか分からないレベルになっている」と語ったようだが、明日からのラージヒルで形勢は変わるのか。

少年組は、高校生になった森大耀が、余市も含めて2連勝中の三上託摩を抑えて快勝。
3位には布施飛雄真。

男子組は小林朔太郎が僅差でコンバインダーの山本涼太を逆転。
自身も元コンバインダーである小林は、スペシャル転向後これが4勝目。(2023雪メグ杯2023名寄ピヤシリ2024妙高サマー)雪印メグミルク入社後としては2勝目。
3位にはNHマイスターの竹内択。

なお、この試合には男女ともにコンバインダーが多く出場しているが、その一人に渡部暁斗の名が。
札幌のスペシャルジャンプの試合に出場するのは珍しく、少なくとも私は今まで観た記憶がない。
結果は葛西紀明に次ぐ9位。


2025サマー国内戦の表彰台(女子)

大会 優勝 2位 3位
サマー朝日 伊藤 有希 佐藤 柚月 櫻井 梨子
サンピラー記念 一戸 くる実 佐藤 柚月 伊藤 有希
札幌市長杯NH 丸山 希 一戸 くる実 葛西 春香

2025サマー国内戦の表彰台(少年)

大会 優勝 2位 3位
サマー朝日 三上 託摩 糸氏 琉人 長谷川 琉已
サンピラー記念 (9位 三上 託摩) (12位 森 大耀) (20位 姫野 蒼大)
札幌市長杯NH 森 大耀 三上 託摩 布施 飛雄真

2025サマー国内戦の表彰台(男子)

大会 優勝 2位 3位
サマー朝日 小林 龍尚 中村 優斗 内藤 智文
サンピラー記念 佐藤 幸椰 佐藤 慧一 小林 朔太郎
札幌市長杯NH 小林 朔太郎 山本 涼太 竹内 択