フォルファンが5シーズンぶりの涙の勝利 小林陵侑は13人捲って今季7度目の表彰台
Official Results
1 | ヨハン-アンドレ・フォルファン(NOR) | 252.7pt |
2 | 小林 陵侑(TEAM ROY) | 221.7pt |
3 | クリストファー-エリクセン・スンダル(NOR) | 219.9pt |
22 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 189.4pt |
27 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 173.9pt |
30 | 竹内 択(team taku) | 136.7pt |
42 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 67.2pt |
優勝が決まるとフォルファンは涙を見せた。
先日のフライング世界選手権でもメダルを失い倒れこんで天を仰いだばかり。
それほど勝利から、そして表彰台から見放されていた。
2位で折り返した2本目。
K点とHSの中間あたりに引かれていた緑のラインを軽々と超え、更にはHSまで軽々と超えて見せた。
届いた先はヒルレコードとなる155.5m。着地こそ決められなかったがしっかりと立って見せた。
このスーパージャンプにより2位に31ptもの差をつけて大勝。
通算4勝目となる勝利は、2018/19ニジニ・タギル以来5シーズンぶり。表彰台に立ったのもその翌日の試合が最後。
涙の理由がよくわかる。
2時間前に終了した同会場での女子の試合と同様に、強すぎる風と雨により試合は荒れた。
クラフト、ガイガー、ザイツ、ストッフといった選手たちでさえ容赦なく2本目進出を阻まれた。
予選4位で意気が揚がる小林潤志郎も2本目に進むことができなかった。
1本目でトップを獲ったアアルトは2本目で撃沈させられ結果は14位。
4位だったP.プレヴツは20位に、7位だったヴェリンガーは17位に、8位だったアイグロは18位に沈められた。
何とも不条理感の漂う試合ではあったが、だからこそ2本をしっかりまとめたフォルファンが光る。
そして、そのフォルファンと予選トップを分け合った小林陵侑。
15位から13人捲って2位で今季7度目となる表彰台。
どっちに転んでもおかしくない試合でしっかりと結果を出したのはさすがだ。
2023世界選手権団体戦でのノルウェーの銀メダルの立役者でもあるスンダルは、自己最高位を4つ更新して初の表彰台。
最後に中村直幹。
今季初めてポイントを獲得。
これでおそらく札幌大会の9枠の内の一人に名を連ねることになるだろう。
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