ピンケルニッヒが3季ぶりのV 宮嶋林湖は2戦目にして初シングル
2022年11月6日(日) ヴィスワ(POL)HS134/K120
2nd World Cup Competition
1 | エバ・ピンケルニッヒ(AUT) | 262.3pt |
2 | カタリナ・アルトハウス(GER) | 251.4pt |
3 | フリダ・ヴェストマン(SWE) | 248.7pt |
5 | 高梨 沙羅(クラレ) | 242.2pt |
8 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 232.5pt |
9 | 宮嶋 林湖(松本大学) | 229.5pt |
21 | 勢藤 優花(YAMAtune) | 190.5pt |
1本目をトップで折り返したエバ・ピンケルニッヒが、スリリングな展開となった2本目でも見事なジャンプを決め3季ぶりの勝利をつかんだ。
2019/20に3勝を挙げ総合3位となったが、翌シーズンの開幕直前の練習中に転倒し脾臓を痛める大怪我を負ったことで欠場を余儀なくされたこともあり、しばらく表彰台から遠ざかっていた。
しかし、9月のルシュノフでGP初優勝。そして昨日の開幕戦で大怪我を負う前の2019/20リュブノ2位以来の表彰台を獲得。
そして、この日ついに通算4度目の勝利をつかむこととなった。
なお、ピンケルニッヒの過去3つの勝利は、いずれも日本で挙げたもの。
その時の勢いはすさまじく、ピンケルニッヒは初優勝からの3連勝だった。
昨季総合4位のアルトハウスは、6位から2本目はトップの得点で追い上げ2位。
昨季、2度の4位を獲るなどブレイクした21歳のヴェストマンはWC初表彰台。着地に難があるが、これが決まりだすと表彰台争いの常連となれるだけの力を秘めている。
日本勢は、開幕戦に続いて全員がポイント獲得。
そして、なんと宮嶋林湖はWC2試合目にしてシングル順位の快挙。
この夏のGPでは、個人戦全5試合に出場し全戦でポイント獲得。シングル2回、ワーストでも14位という抜群の安定感で総合7位。その力が本物であることを開幕早々に証明して見せた。
女子は次戦のリレハンメルまで4週間空く。
真の開幕としてリレハンメルに照準を合わせているチームや選手もあるかもしれない。
この2試合で誰一人表彰台に上ることがなかったスロベニア勢が不気味だ。