オーストリアが僅差で乱戦を制する 日本は5位
2021年12月4日(土) ヴィスワ(POL)HS134/K120
5th World Cup Competition
1 | オーストリア | 843.0pt | ||
フェットナー、ヘール、フーバー、クラフト | ||||
2 | ドイツ | 842.7pt | ||
パシュケ、ライエ、アイゼンビヒラー、ガイガー | ||||
3 | スロベニア | 834.4pt | ||
C.プレヴツ、P.プレヴツ、ザイツ、ラニセク | ||||
4 | ポーランド | 792.9pt | ||
5 | 日本 | 787.3pt | ||
佐藤幸椰、佐藤慧一、小林潤志郎、中村直幹 | ||||
6 | ノルウェー | 767.2pt | ||
7 | ロシア | 746.4pt | ||
8 | スイス | 602.2pt |
過去15シーズンのうちのほとんどが開幕を団体戦で迎えていたけれど、今季は5戦目にしてようやく団体第1戦。
過去4シーズンに渡って開幕戦を担ってきたヴィスワは今季、例年より2週遅い日程が割り当てられたが、例によって降雪が少なく人工雪が盛られた。
いつもの年のようにバーンが荒れることはなかったが風は大いに荒れた。
試技が中止となり、試合が始まると幾分風は収まったものの、それでも何度かシグナルにレッドが灯った。
荒れる風によりラウンドごとに順位はめまぐるしく変動。
乱戦模様ではあったけれど、最後は何とか収まりのいい結果になったように思う。
勝ったオーストリアと2位ドイツの差は僅かに0.3pt。クラフトの一発が効いた。
なお、オーストリアはヴィスワ団体で3連勝。
小林陵侑を欠いた日本は、前日の予選で6位と好調な中村直幹をアンカーに据えた。
最初のラウンドで佐藤幸椰がトップを獲る上々の滑り出しを見せたけれど、終わってみれば定位置ともいえる5位。
残念な結果ではあるけれど、小林潤志郎が全体で5本しか出ていない130mジャンプのうちの1本を見せるなど光る部分もあった。
2シーズンぶりにたくさんの観客が詰めかけたヴィスワ。
地元ポーランドは1本目を2位で折り返し会場を大いに沸かすも、2本目ではずるずると順位を下げて表彰台を失ってしまった。
それでも盛り上がり続けるヴィスワ。この国の “熱さ” はいつ見ても素晴らしい。