ピンケルニッヒが連勝 高梨沙羅は今季最高の2位
2020年1月17日(金)蔵王(JPN)HS102/K95
6th World Cup Competition
1 | エバ・ピンケルニッヒ(AUT) | 232.3pt |
2 | 高梨 沙羅(クラレ) | 215.0pt |
3 | キアラ・ヘルツル(AUT) | 212.6pt |
12 | 丸山 希(明治大学) | 181.5pt |
15 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 174.0pt |
16 | 勢藤 優花(北海道ハイテクAC) | 172.8pt |
20 | 岩渕 香里(北野建設スキークラブ) | 164.3pt |
32 | 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) | 66.3pt |
34 | 大井 栞(早稲田大学) | 60.4pt |
35 | 岩佐 明香(大林組スキー部) | 58.7pt |
41 | 小林 諭果(CHINTAIスキークラブ) | 予選落ち |
45 | 松橋 亜希(㈱ドリームリンク) | 予選落ち |
51 | 五十嵐 彩佳(札幌大学) | 予選落ち |
55 | 勢藤 理桜(下川商業高校) | 予選落ち |
今週日曜日にWC初優勝を遂げたばかりのエバ・ピンケルニッヒが連勝。
今季初のNHでの試合で、緩い向かい風から終盤は追い風に変わったが、ただ一人難なくK点オーバーを2本揃えて、2位に17.3ptをつける圧勝。
ヘルツルと入れ替わり総合2位に浮上したばかりでなく、ルンビが5位に終わった為に41pt差にまで迫った。
蔵王のアプローチはやや癖があり、R1がつかみにくいのか踏切が遅れがちになりやすい。
そのせいなのか、比較的安定した条件だったにもかかわらずサッツでスキーが乱れる選手が目立った。
高梨沙羅もその一人だったが、先日書いた通りこれは今季から硬めの板を使っていることに起因しているらしいので、タイミングが遅れたということはなかったように思う。
報道でも「ずっと課題だったアプローチがはまりつつある」とあるので、踏切への流れも手ごたえがあるのだろう。
2本目の追い風には少し手を焼いたかもしれないが上手くまとめて見せた。
第2戦リレハンメル以来となる今季2度目の表彰台にして今季最高位。
ルンビにも勝ったし、昨季のライバルであるアルトハウスやザイファルトにも勝った。でも、次々と新しい強敵が出てくる。
それにしてもオーストリアが強い。
ヘルツル、クラマー、ピンケルニッヒ×2でこれで4連勝。
この日も3位ヘルツル、4位クラマー、10位イラシュコと、トップ10に4人を送り込んだ。
オーストリア勢の日本シリーズ全勝も現実味を帯びてきた気がする。
日本勢ではAチームはさすがに結果を出した。
ただ、札幌で好調だった伊藤有希が苦戦したのは少し意外だった。
開催国枠のうち、茂野、大井、岩佐が見事に予選を勝ち上がったが、あと一歩で2本目進出を逃した。