2019/20 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第14戦リュブノ

ルンビ 5戦ぶりの勝利 クリジュナル 今季初表彰台

2020年2月23日(日)リュブノ(SLO)HS94/K85

16th World Cup Competition

1  マーレン・ルンビ(NOR) 254.8pt
2  エバ・ピンケルニッヒ(AUT) 252.7pt
3  ニカ・クリジュナル(SLO) 250.0pt
 
5  高梨 沙羅(クラレ) 243.8pt
9  勢藤 優花(北海道ハイテクAC) 235.8pt
10  丸山 希(明治大学) 234.8pt
17  伊藤 有希(土屋ホーム) 223.9pt

予選リザルト オフィシャル リザルト


 

前日の団体戦でも、個人戦4連勝中のヘルツルがやや精彩を欠いていたが、この日も7位に終わった。
これは今季ワースト順位。表彰台を逃したのは9戦ぶり。これまでの成績があまりにも輝かしすぎて、7位で「精彩を欠く」とか言っちゃうのも忍びない。
もっとも、ここリュブノは2016年の改修によりアプローチの形状が特徴的となりタイミングが取りにくい台になった。ヘルツルはここに合わなかっただけであり、調子が落ちたということではないと思う。

 

ただ、合っていないのはルンビも同じで明らかに踏み外している。
それでもパワーと空中の技術で持っていく様はさすがで、数値上はピンケルニッヒと接戦となったが、見ていて危なげがなかった。
5戦ぶりの勝利。ヘルツルとの差を詰め26pt差に迫った。2戦連続の2位となったピンケルニッヒが追う。

 

クリジュナルは今季初・通算3度目の表彰台。
自国のファンの前で、前日の団体戦から気合入りまくり。ピンケルニッヒ同様に盛り上げ上手なところが好き。日本の選手もこれぐらいやってもらいたい。
LH向きの選手だとは思うけれどNHも巧かった。

 

勢藤は1本目の飛び出しが素晴らしかった。
いつもはフワッと立ち上がるが、びっくりするぐらい前に直線的に踏み切った。
インタビューによると意図した踏切とは違っていたようだが怪我の功名で今季初のシングル。

 

スタンディング