スキージャンプFISワールドカップ2022/23男子個人第2戦ヴィスワ

クバツキ開幕2連勝 日本勢最高位は中村直幹の11位

2022年11月6日(日) ヴィスワ(POL)HS134/K120

2nd World Cup Competition

1  ダヴィド・クバツキ(POL) 287.0pt
2  アンツェ・ラニセク(SLO) 278.7pt
3  マリウス・リンビーク(NOR) 277.0pt
 
11  中村 直幹(Flying Laboratory SC) 262.1pt
30  小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 137.6pt
=38  二階堂 蓮(日本ビールスキー部) 115.9pt
=38  佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 115.9pt
50  佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) 99.8pt
予選  小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) スーツ失格

小林陵侑の2本目はスーツ違反により失格

予選 リザルト


クバツキが強さを見せつけ開幕を連勝で飾った。

前日のルーレット状態とは一変し、比較的穏やかな追い風状態が続いたこの日のヴィスワ。
実力者が実力通り力を発揮した。

昨季のクバツキは着地に難があったが、今季はそれが改善されただろうか。人工雪でも人工芝でも着地が難しそうに見えるここヴィスワでもキレイにテレマークが決まる。
地の利もあるだろうか。こうなると付け入るスキがない。

開幕戦は風の餌食となり25位という不本意な結果に終わった昨季総合7位のラニセクが2位。
同じく22位と風に泣かされたリンビークが3位。
4位のグランネルは板をBWTに変えたことが功を奏したか、昨季のように空中でバタつかなくなった。

1本目を3位で折り返し優勝争いに加わった小林陵侑は5位で試合を終えたが、その後のチェックでスーツ違反が発覚。
この夏のGPヒンツェンバッハでもスーツ違反で失格となっているが、その時はサイズの違反だったが今回は通気量。

なお、前日の予選では小林潤志郎と地元の英雄ストッフがスーツ違反で失格となっている。
開幕当初やオリンピックなど大きな大会の前には重点的にマテリアル違反の取り締まりを行う行う傾向があるが、今季はルール変更も多いので特に少し厳しいのかも。

陵侑は、2本目のポイントが取り消され30位に。
日本勢にとっては、ポイント獲得は11位の中村直幹だけという寂しい結果となってしまった。

次戦ルカまでは3週間近くスケジュールが空く。
そこを真の開幕と見据えているチームや選手もいることだろう。
総合トップ10に一人も入っていないドイツ、そして日本がこの空いた時間でどう仕上げてくるか。
勢力図はまだ全く見えない。

WC総合順位