2015/16 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第3戦ニジニ・タギル

高梨沙羅 ヒルレコード2度更新で圧勝 伊藤有希とワンツー

2015年12月13日(日)ニジニ・タギル(RUS)HS97/K90

① 高梨 沙羅(クラレ) 257.1pt(98.0m 99.0m)
② 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 233.1pt(92.0m 91.5m)
③ キアラ・ヘルツル(AUT) 232.4pt(90.0m 95.0m)

24 勢藤 優花(北海道メディカルスポーツ専門学校) 199.7pt(89.0m 84.5m)

31 岩渕 香里(松本大学) 93.2pt(86.5m)

 


 

高梨沙羅は、前夜、イラシュコ-シュトルツが出したヒルレコードを1本目で1.0m、2本目で更に1.0m更新。
2位に24.0pt差をつけて圧勝した。 
 
圧巻は1本目。
98.0mの大飛躍。テレマークも完璧に決めて見せた。
思わず両手を突き上げる会心のジャンプ。
「テレマークが決まってうれしかった」と1本目を振り返ったが、一方で2本目は「テレマークが決まらず悔しかった」と。
やはり課題はテレマーク。
これさえばっちり決められるようになったら、ホントに沙羅は無敵になると思う。

 

伊藤有希は、 昨シーズン一度も上がることのなかった表彰台に、13/14最終戦プラニツァ(こちら)での2位以来となる久々の登壇。
試合後のインタビューで、「内容も結果も満足できるようにしたい」と。
結果は出したけど、内容的にはまだまだこんなものじゃないとは頼もしい限り。
葛西監督もブログで、「本人はあまり調子も良くないしと言ってましたが、調子良くなったらどうなっちゃうのかな?^_^;」

 

3位のヘルツルは、2015年札幌大会(こちら)以来2度目の表彰台。
1本目2位だったルンビは6位。
前戦で表彰台をゲットしたピンケルニッヒは14位。
イラシュコ-シュトルツは1本目でテレマークが崩れ13位と出遅れ、2本目も飛距離を出せず9位に終わった。

 

さて、女子WCは来月16日が初戦の日本シリーズまでしばらくお休み。
9月の終わり頃に有希ちゃんとちょっとお話ししたときに、GPから帰ってきてもあまり休みが無いようなことを言っていた。
そのまま、トレーニング→全日本選手権→WC海外遠征ってかんじだったはず。
みんな、日本に帰って少しでもゆっくり休養ができればいいね。