茂野美咲が国内2連勝 悪天候で男子は中止
2015年2月1日(日) 札幌市 大倉山ジャンプ競技場 HS134/K120
女子組
① 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) 91.9pt(110.5m)
② 渡瀬 あゆみ(サッポロスキッド) 81.6pt(104.5m)
③ 竹田 歩佳(デンソー北海道) 72.5pt(110.0m)
ドキュメント
9時15分
会場入り。
ミュージアム横の階段で強い風に背中を押される。
昨日よりはるかに強い風。雪も舞う。
長い一日になりそう。
9時55分
10時からの試技のキャンセルと10時15分からのチームリーダー会議招集の宣告。
10時20分
チームリーダー会議の結果11時から1本目開始予定の宣告。
でもこのアナウンスの時が一番ひどい状況。
下から突き上げるような突風でバーン横では立っていられないほど。
こりゃ無理だなと下へ降りようとすると晴れやがる。
11時00分
開始予定が11時15分となる。
11時15分
開始予定が11時45分となる
11時45分
開始予定が12時45分となる。
こんなことならとっとと下に降りてりゃよかった。
休憩テントで待機。
12時45分
開始予定が13時00分となる。
13時00分
13時20分からジュリー会議の宣告。
13時25分
ジュリー会議の結果13時50分開始の宣告。
13時50分
少し遅れて競技開始。
15時20分
女子は全員飛んで試合成立。
男子は8人を残して中断。
16時10分
男子中止の宣告。
女子組① 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) 91.9pt(110.5m)
女子組② 渡瀬 あゆみ(サッポロスキッド) 81.6pt(104.5m)
女子組③ 竹田 歩佳(デンソー北海道) 72.5pt(110.0m)
表彰式
女子組表彰 渡瀬 茂野 竹田
「試合」としてはなんとしても成立させたかったのは理解できる。
中断せずにシグナルでコントロールしながら状況のいい時に細切れで少しずつでも飛ばせることはできなかったかという意見もあろう。
結果論だが、そうしていれば昼までに試合は成立していた可能性はある。
しかし、この場合、選手をスタート台で長時間待機させねばならず(同時に、観客も観戦場所に待機させておかねばならず)、選択肢から排除さぜるを得なかったのだろうと推測する。
次に、「興行」としてはどうか?
有料で観客を入れている以上、これほど長く客を待たせたことはホスピタリティという観点からみると疑問が残る。
もっとも、お客さんのためを思って何としても試合を成立させたかったということなのかもしれない。
しかし、試合開始を3時間も待たされてまで果たして客がそれを望んでいたか?
運営を非難するつもりは毛頭ない。
それでも、個人的には13時20分のジュリー会議で中止と判断すべきだったように思う。
直前に整備されたとはいえすぐに積もる雪に足を取られ転倒した岩佐明香。
低い8番ゲートから乱れ狂う風の中を飛ばされ、80m付近に落ちる男子選手たち。
極めて危険な状況ではなかったか?
船木と加藤大平の棄権には抗議の意味が込められていたのではないかと勘繰りたくもなる。
NHK杯は一度も中止になったことが無いとアナウンスされ新聞にも載った。
NHK杯は2013年(こちら)も同じようなことがあった。
客も選手もNHKの記録更新に付き合わされたのか?
表彰台で歓喜の笑顔の三人がこの試合の唯一の救い。
表彰式が終わったのは16時半近く。
7時間はさすがに長かった。