チョフェニックがワールドカップ初優勝 二階堂蓮は表彰台を逃す
Official Results
1 | ダニエル・チョフェニック(AUT) | 276.8pt |
2 | グレゴール・デシュバンデン(SUI) | 275.4pt |
3 | ピウス・パシュケ(GER) | 273.9pt |
10 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 262.5pt |
23 | 小林 陵侑(TEAM ROY) | 247.2pt |
29 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 234.7pt |
45 | 小林 潤志郎(Wynn.) | 103.4pt |
佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 予選53位 |
チョフェニックの2本目は、上位陣では唯一の向かい風に乗ったか、フライトの中盤から終盤にかけて他の選手よりも一段高いところを飛んできたように見えた。
飛距離は十分。少しふらついたように見えた着地もそれほど点数が引かれることはなかった。
得点メーターは1.4pt上回り、この瞬間にチョフェニックのワールドカップ初優勝が決まった。
次世代のオーストリアのエースと目される22歳のチョフェニック。
この夏のグランプリでは初勝利を挙げているが、ワールドカップでは2位が2回、3位が5回で優勝がなかった。
そのうちの2位1回と3位1回は今季リレハンメルで挙げたもの。今季3度目の表彰台となるこの日の勝利でスタンディングでも2位に躍り出た。
僅差の2位はデシュバンデン。通算3度目の表彰台だが、そろそろ勝利を手にしそうなところまで来ていると感じさせる。
3位は好調を維持し続けているパシュケ。開幕からイエロービブを守り続けている。
1本目を3位で折り返した二階堂蓮。
ホントにホントに表彰台に手が届くところまできた。
でも、さすがに2本目は緊張したか。踏切からマキシマムにかけての動きがとても方ように感じられた。
2本目だけで見れば21位。
表彰台に片手が届いていたのに、大きく順位を落とし結果は10位。
ワールドカップでの10位は凄いことではあるけれど、やはりこの結果は悔しい。
でも、そう遠くないうちに必ずや表彰台に上ることができると信じている。
12/7
FISコンチネンタルカップ第1戦張家口
4 | 内藤 智文(山形県スポーツ協会) | |
葛西 紀明(土屋ホーム) | DNS | |
竹内 択(team taku) | DNS | |
小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) | DNS |
日本勢のリザルトにDNSの表記が並んだ。
これはDid Not Startの略で、通常は棄権と訳す。
いったい何があったのか?
どうやら日本勢は、現地時間17時に1本目がスタートするところ、17時15分スタートだと勘違いをしていたらしい。
間違いに気付いたのは17時になって最初の選手がスタートしたとき。
3番スタートの小林朔太郎、6番スタートの竹内択、11番スタートの葛西紀明は間に合わず、19番スタートの内藤智文だけが命拾いしたということのようだ。
その内藤は、試合前の公式練習で最長不倒の105.5mを飛び2位の成績。
その状態のまま本戦に臨めればよかったのだろうが、ドタバタの末に1.2pt差で表彰台に届かなかった。
他の三選手も、スタートさえできていれば普通にポイントを獲得できていたであろう。
当該選手たちにとって残念だったということにとどまらず、国内の選手たちも含めて日本チーム全体にとって大きな損失。
言うまでもないが、こんなことは二度とあってはならない。
12/7
FISインターコンチネンタルカップ第1戦張家口
15 | 岩崎 里胡(戸田建設) | |
19 | 坂本 季花(飯山高校) | |
22 | 日野森 琥珀(余市紅志高校) | |
29 | 佐藤 ひなた(松本大学) | |
31 | 櫻井 羽奈(余市紅志高校) | |
斎藤 優(早稲田大学) | スーツ失格 |