クラフトが驚愕の360点オーバーで開幕2連勝
Official Results
1 | シュテファン・クラフト(AUT) | 363.5pt |
2 | ヤン・ヘール(AUT) | 340.9pt |
3 | アンドレアス・ヴェリンガー(GER) | 334.1pt |
13 | 小林 陵侑(TEAM ROY) | 312.4pt |
33 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 132.3pt |
41 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 119.7pt |
45 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 110.8pt |
47 | 内藤 智文(山形県スポーツ協会) | 100.6pt |
300点越えの高得点が出やすい台ではあるけれど、それにしてもいったい何がどうなったのか。
優勝したクラフトの得点は363.5pt
こんな数字見たことない。
HSを6.5mも超える2本の148.5mジャンプ。フルマークに近い飛型点。
GFの加点があったにしても、とにかくえげつない数字だ。
2日間計4本のジャンプがいずれも素晴らしすぎた。
比較的スロースターターな印象のあるクラフトが開幕連勝。
通算32回目の勝利には、通算100回目の表彰台という豪華すぎるおまけもついた。
いや、とにかく驚愕の2日間だった。
クラフトが複数回優勝した台
札幌 | 4回 |
オーベルストドルフ FH | 3回 |
ラハティ | 3回 |
プラニツァ | 3回 |
ルカ | NEW 3回 |
オーベルストドルフ LH | 2回 |
ザコバネ | 2回 |
オスロ | 2回 |
リレハンメル | 2回 |
クラフトの32回の勝利のうち最多の台は4回の札幌。
また、100回の表彰台のうちの8回が札幌。
札幌大会におけるクラフトの表彰台
2014/15 第1戦 | 2位 |
2016/17 第1戦 | 3位 |
2016/17 第2戦 | 3位 |
2018/19 第1戦 | 優勝 |
2018/19 第2戦 | 優勝 |
2019/20 第1戦 | 2位 |
2019/20 第2戦 | 優勝 |
2022/23 第2戦 | 優勝 |
高得点を出したのはクラフトだけではない。
240点オーバーのヘール、300点オーバーのヴェリンガーとパシュケなど、なんと300点オーバーが15人。
2021/22ヴィスワで自身初優勝を遂げているヘールは4度目の表彰台により、オーストリアはワンツー達成。
7位にチョフェニック、10位にハイベックとチーム全体として悪くない成績。
前日4位で惜しくも表彰台を逃したヴェリンカーは、前日の表彰台の二人-パシュケ、ライエ―を逆転し昨季ルシュノフでの優勝以来となる表彰台。
ガイガーを含めてトップ10に4人が入り、昨日に引き続きチーム全体が良い結果を出せている。
1本目で3位と僅か0.4pt差で4位につけていた小林陵侑は、2本目は少しタイミングが合わなかったように見え13位。
陵侑が2本目でここまで順位を落とすのは珍しいが、そんなに引きずるようなものではないだろうと思う。
この2日間、日本勢にとっては厳しい結果となってしまったが、難しい台であるルカゆえのこととと割り切って次を考えよう。
次週リレハンメルは土曜がNH、日曜がLHで開催される。これまた難儀ではあるけれど。