スキージャンプFISワールドカップ2023/24男子個人第2戦ルカ

クラフトが驚愕の360点オーバーで開幕2連勝

2023/24スキージャンプワールドカップ
2nd World Cup Competition
  • 2023年11月26日(日)
  • ルカ(FIN)
  • HS142/K120

Official Results

1  シュテファン・クラフト(AUT) 363.5pt
2  ヤン・ヘール(AUT) 340.9pt
3  アンドレアス・ヴェリンガー(GER) 334.1pt
 
13  小林 陵侑(TEAM ROY) 312.4pt
33  中村 直幹(Flying Laboratory SC) 132.3pt
41  二階堂 蓮(日本ビールスキー部) 119.7pt
45  小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 110.8pt
47  内藤 智文(山形県スポーツ協会) 100.6pt

予選リザルト 本戦リザルト


300点越えの高得点が出やすい台ではあるけれど、それにしてもいったい何がどうなったのか。

優勝したクラフトの得点は363.5pt
こんな数字見たことない。
HSを6.5mも超える2本の148.5mジャンプ。フルマークに近い飛型点。
GFの加点があったにしても、とにかくえげつない数字だ。

2日間計4本のジャンプがいずれも素晴らしすぎた。
比較的スロースターターな印象のあるクラフトが開幕連勝。
通算32回目の勝利には、通算100回目の表彰台という豪華すぎるおまけもついた。
いや、とにかく驚愕の2日間だった。

クラフトが複数回優勝した台

 札幌 4回
 オーベルストドルフ FH 3回
 ラハティ 3回
 プラニツァ 3回
 ルカ NEW 3回
 オーベルストドルフ LH 2回
 ザコバネ 2回
 オスロ 2回
 リレハンメル 2回

クラフトの32回の勝利のうち最多の台は4回の札幌。
また、100回の表彰台のうちの8回が札幌。

札幌大会におけるクラフトの表彰台

高得点を出したのはクラフトだけではない。
240点オーバーのヘール、300点オーバーのヴェリンガーとパシュケなど、なんと300点オーバーが15人。

2021/22ヴィスワで自身初優勝を遂げているヘールは4度目の表彰台により、オーストリアはワンツー達成。
7位にチョフェニック、10位にハイベックとチーム全体として悪くない成績。

前日4位で惜しくも表彰台を逃したヴェリンカーは、前日の表彰台の二人-パシュケ、ライエ―を逆転し昨季ルシュノフでの優勝以来となる表彰台。
ガイガーを含めてトップ10に4人が入り、昨日に引き続きチーム全体が良い結果を出せている。

1本目で3位と僅か0.4pt差で4位につけていた小林陵侑は、2本目は少しタイミングが合わなかったように見え13位。
陵侑が2本目でここまで順位を落とすのは珍しいが、そんなに引きずるようなものではないだろうと思う。

この2日間、日本勢にとっては厳しい結果となってしまったが、難しい台であるルカゆえのこととと割り切って次を考えよう。
次週リレハンメルは土曜がNH、日曜がLHで開催される。これまた難儀ではあるけれど。

WC総合順位

いいね!が励みになります