中村直幹が130m超2本でV 高梨沙羅は国内3連勝
2022年10月29日(土)北海道札幌市 大倉山ジャンプ競技場 HS137/K123
女子組(基本ゲート1本目22、2本目22)
1 | 高梨 沙羅(クラレ) | 230.6pt |
2 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 212.3pt |
3 | 小林 諭果(CHINTAIスキークラブ) | 157.7pt |
男子組(基本ゲート1本目14、2本目12)
1 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 255.5pt |
2 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 237.9pt |
3 | 清水 礼留飛(雪印メグミルクスキー部) | 237.5pt |
4 | 竹花 大松(土屋ホームスキー部) | 226.2pt |
5 | 岩佐 勇研(東京美装グループスキー部) | 222.6pt |
6 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 220.3pt |
男女ワールドカップ序盤戦派遣メンバーと男子コンチネンタルカップ派遣メンバーが決まってから6日。
この日からの大倉山2連戦は、派遣メンバーにとっては遠征前最後の実践の場となるし、選ばれなかった者達にとっても、次のチャンスに向けての新たな戦いの始まりとなる。
この日の大倉山は大きく荒れるような条件ではなかったが、いつも通りの選手左からの向かい風が吹いたかと思うと突然ピタリと止み、時折追い風も混ざった。
ゲートの変更はあったけどシグナルコントロールで条件を合わせるということは一度もなく、何人かの選手たちは明らかに割を食ってしまったように見えた。
そんな中でも力のある者たちがリザルトの上位に名を連ねた。
高梨沙羅と伊藤有希は次元の違いを見せつけたし、中村直幹、二階堂蓮、清水礼留飛の3人も130mオーバーの豪快なジャンプで会場を沸かした。
特に礼留飛の1本目は、条件も良かったとはいえ一人だけ別のテーブルから飛び出したのかと疑うくらいの高いところを飛んできてスペクタクルに富んでいた。
COC派遣メンバーに選ばれているが、この冬の礼留飛はすごく楽しみだ。
女子組
高梨沙羅は2冠となった全日本選手権に続く3連勝。
2本目に伊藤有希が134.0mの圧巻のフライトを見せたが、1本目で28.8ptの大差をつけたことが効いて悠々と逃げ切った。
2本の順位が乖離した選手が多い男子組の中で、130m超を2本揃えた中村直幹。
フライトの終盤で落ちそうで落ちずに飛距離を伸ばしてゆく様には、素人が言うのもなんだが上手さを感じた。浅い角度で音もなく着地するのでテレマークも軽やかに決まる。
大倉山での勝利は、2017年3月の伊藤杯ファイナル以来5年半ぶり。
同期の小林陵侑の活躍に刺激を受け、この夏から拠点をドイツに移した。
WCでの過去最高位は、昨季開幕戦ニジニ・タギルでの4位。まずはこれを越えたい。
積み重ねてきた努力は裏切らないはずだ。
男子組
表彰式
かつてのUHB杯は札幌のテレビ局杯の中ではどことなく日陰の存在だった。
WC、Jr世界選手権、インターハイ、全中などといつも日程が丸被りとなり、2017年第29回大会のように男女合わせて35名にも満たないエントリーというあまりにも寂しい陣容だったこともある。
転機が訪れたのは2018年11月。
2015年に、それまでWC遠征組不在で決めていた全日本チャンピオンの座を全員参加で競わせようと全日本選手権が秋開催となったことに追随するように、UHB杯も秋開催へ移行。これが見事に填まった。
オールスター大集合での開催が約束されることになったわけだが、それに甘えることなく多くのイベントを組み、豪華すぎる無料送迎バスを用意し、テレビCMをバンバン流して告知するなどの並々ならぬ努力も欠かさなかった。
こうしてUHB杯は、札幌開催の中で最も華やかな大会へと一気に変貌を遂げることとなった。
今年は無料バスやトークショーなどは用意されなかったが、メインスポンサーとなった道民共済様のおかげもあり、たくさんの観客が訪れ大いに盛り上がった。
どうか、このような状態を末永く続けてほしいと切に願う。