第87回宮様スキー大会国際競技会ラージヒル

ノイマイヤー引退試合は悪天候によりキャンセル

2016年3月6日(日) 札幌市 大倉山ジャンプ競技場 HS137/K123

ノイマイヤー

 

強風の大倉山。
9時半試技開始の予定だが8時40分ごろに9時からジュリー会議を行うとの宣告。
そのジュリー会議の結果、10時にもう一度ジュリー会議を行い開始時間を決めるとの宣告。
で、10時のジュリー会議により、11時から競技を開始するとの宣告。
ってことは試技はやらないの?
しかもいつもとは逆に男子が先とのこと。
なぜ? ってその時は思ったけど・・・ 

 

10時40分ごろにいつもの観戦場所まで上がっては見たけれど、風は収まる気配がなくどう贔屓目に見ても無理っぽい。
11時に競技開始を15分おくらせるとの宣告。
しかし結局、11時15分にキャンセルが宣告された。

 

今日の試合は、大倉山のプロフィールであるHS134/K120を3.0m後ろにずらしてHS137/K123で開催するとは聞いていた。
FISの指摘があって、落下型ではなく緩やかにランディングする形に変更したとのこと。
なので単にk点とHSをずらしただけではなくてランディングバーンの形状も雪を盛って緩やかにしたらしい。
画像ではちょっとわかりずらいかもしれないけど。

 

大倉山プロフィール変更

 

そんなこともあって、ぜひこのプロフィールでの試合を見てみたかったんだけどね。
まぁ、この風では中止は妥当な判断。
いや、むしろなぜ11時まで粘ったのか?

 

実は、この試合はミハエル・ノイマイヤー(GER)の引退試合。
数日前に発表されたエントリーを見て、なぜノイマイヤーが出場するのが不思議に思っていた。
確かに宮様はFIS公認試合で外国人選手もエントリーするけれど、正直言ってノイマイヤーが出るような舞台ではない。
でも、引退試合と聞いて合点がいった。
ノイミー自身が引退の舞台として日本を選んだとのこと。
11時まで粘ったことも、女子に先立って男子からやろとしたのも、何としてもノイミーの引退試合を成立させたかったからだと思われる。

 

ノイマイヤー胴上げ

胴上げされるノイミー 高い飛行曲線 飛型も決まった!

ノイマイヤー胴上げ

みごとなV字ジャンプ! 手の平の向きはムササビ型

ノイマイヤー

2012.1.29 WC札幌大会のノイマイヤー

 

昨年の白馬でGP初優勝を遂げたノイマイヤー。
しかし、WC個人では終ぞ勝利をつかむことはできなかった。
2010バンクーバー五輪団体での銅、2005世界選手権での銀など強豪ドイツの一角を長年にわたり支え続けた。
今年37歳。お疲れ様でした。
そして、今まで楽しませてくれてありがとう。

 

ノイマイヤー

観客に深々と頭を下げるノイミー

 

何故かは知らないけれどチームJAPANのウェアを着ていたノイミー。
その姿で試合前にミュージアムに現れた時には、日本チームの新しいコーチか誰かかと思った。
ノイミーって老け顔だと思っていたんだけれど、間近で見ると端正な顔立ちでとんでもなくカッコよかった。