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第30回UHB杯ジャンプ大会

小林潤志郎V 五輪代表が壮行試合で表彰台独占

2018年2月3日(土) 札幌市 大倉山ジャンプ競技場 HS137/K123

 

 

女子組(ゲート1本目30、2本目30)

 岩佐 明香(日本大学) 212.6pt 120.5m 120.0m
 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) 204.7pt 117.5m 120.0m
 小林 諭果(CHINTAIスキークラブ) 197.4pt 119.0m 115.0m

女子組リザルト

男子組(ゲート1本目12、2本目10)

 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 271.7pt 140.0m 127.5m
 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 268.5pt 135.0m 131.0m
 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 248.8pt 128.5m 128.5m
 
4 エフゲニー・クリモフ(RUS) 237.4pt 127.5m 124.0m
5 竹内 択(北野建設) 235.7pt 132.5m 120.0m
6 シモン・アマン(SUI) 231.6pt 130.0m 120.5m

男子組リザルト


 

以前にも書いたことがあるが、UHB杯は他のテレビ局杯に比べて後発ゆえか、それともやる気がない為か、日程的にいつも割を食っている。
WCはもちろんのこと、ジュニア世界選手権やインターハイなどと日程が被り、よってエントリーは極めて少ない。

 

そんなUHB杯に今年は思わぬ福音が。
まずは、男子五輪代表の参戦。ヴィリンゲンでのWCを回避して国内調整中の代表組が、「飛ばない調整」を選んだ葛西紀明を除いて急遽参戦となった。
そして、外国人選手の参戦。韓国、ロシア等が五輪前に札幌で合宿をしており、それらの国の選手が参戦することとなった。しかも、その中にシモン・アマンが!

 

アマン参戦の情報は二転三転した挙句、木曜には「結局参戦しない」という情報がUHBサイドから流れたけれど、翌金曜には「やっぱり出場する」とも。
現地でスタートリストに名前があるのを見ても「どうせ棄権だから・・・」と思っていたところ、ホントに出てきたので心底驚いたよ。

 

閉会式での伊藤会長のあいさつでは、五輪代表も外国人選手も「UHBの許しを得て特別に参戦させた」と言っていたけど、UHBにしてみれば天から降ってきたようなこれ以上は無い恵みであって、「許さないわけだろうよ!」と突っ込みを入れたくなった。

 

先週のコンチに比べて穏やかすぎるほどの大倉山。
時折緩く向かい風が吹くけれど、全体としてはイーブンな条件だったんじゃないかな。
期せずして五輪壮行試合となったけれど、表彰台は代表組が独占。
大貴もしっかりと結果を出してくれたし、アマンとクリモフも実力を発揮しつつも壮行試合の空気を読んでくれたし。
なんか、UHB杯って良い印象に終わる試合が多いように思う。

 

女子組

岩佐明香
① 岩佐 明香(日本大学)

 

茂野美咲
② 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)

 

小林諭果
③ 小林 諭果(CHINTAIスキークラブ)

 

男子組

小林潤志郎
① 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部)

 

小林陵侑
② 小林 陵侑(土屋ホームスキー部)

 

伊東大貴
③ 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部)

 

エフゲニー・クリモフ
4 エフゲニー・クリモフ(RUS)

 

竹内択
5 竹内 択(北野建設)

 

シモン・アマン
6 シモン・アマン(SUI)

 


 

アマンは、本戦でも試技でも例の黒いブーツを履いていた。
テレビ中継を見ていないのでわからないのだけれど、ビンディング外すときに例の器具を使っていた?

 


表彰式

茂野美咲、岩佐明香、小林諭果
女子組表彰 茂野、岩佐、小林

 

岩佐明香
女子組最長不倒賞 岩佐 明香(120.5m)

 


男子組表彰 小林陵、小林潤、伊東

 


男子組表彰表彰 クリモフ、竹内、アマン

 

小林潤志郎
男子組最長不倒賞 小林 潤志郎(140.0m)

 


 

女子組は出場7人のみ。
風がないこともあってゲートは超高速設定。助走スピードは92㎞を超えていた。
上位3人は実力どうりの並びだと思う。

 


 

アマンは表彰式でずっと大貴とおしゃべりしていた。
ここに葛西がいれば、アマンも喜んだだろうに。

 

シモン・アマン

シモン・アマン

 

 


 

HBCカップの日程が変わったことについて一言いいたい。

 

当初3月3日開催だったものが、2月25日に変更されると1月末に発表された。
HBCカップは、以前は2月や3月に開催されたこともあったようだが、2000年以降は1月10日前後に開催されており、この大会の際に成人を迎えた選手のお祝いをすることが恒例となっていた。

 

それが今季は突然3月開催となった。なぜか?
確かに今季は五輪イヤーであり、WC札幌大会が開催されないなど日程的にイレギュラーなシーズンではある。また、女子札幌大会が1月12日~14日だというのもあったのかもしれない。
だとしても、1月7日または8日に開催すれば良さそうなものなのに、なぜ3月3日なのか?

 

想像にすぎないのだけれど、HBCはなんとしてでも女子代表組を参戦させたいのではないだろうか。
1月7日だとルシュノフと被る。3月3日であれば、平昌五輪を終えた女子代表は3月11日のオスロまで日程が空くので参戦が望める。
HBCの狙いはきっとそうだったはずだ。

 

ところが、ルシュノフがキャンセルとなり、その代替が3月3日・4日に開催されると発表されたことからHBCの目論見が崩れる。
この発表があったのは1月9日のこと。それから急いで代替開催を模索して浮上したのが2月25日だったのだろう。
しかし、今度は2月のヒンツェンバッハがキャンセルとなることが1月21日に発表された。ひょっとするとその代替開催が2月25日になることも考えられたので、そうなると元も子もない。
その後1月25日にヒンツェンバッハの代替開催は行わないことが発表されたため、これでようやく2月25日に変更するに至ったのだろう。

 

これを、皆が見たいであろう女子代表組を参戦させるためのファン想いの素晴らしい対応とみるか、それとも単に節操がないとみるか。
いずれにしても、UHBのような「待てば海路の日和あり」の境地とは随分と趣が異なるように思われる。

 

3月3日に向けて日程を調整してきた選手・関係者・ファンもいることだろう。
事実、内藤智文はツイッターで「え、HBC杯でれないじゃん。なんで日程変更?」とつぶやいている。
一部の選手を出場させるために日程を変更したのだとすれば、逆に不利益を被る選手が出てくることも予測され、大会そのものの公平性を著しく欠くように思う。

 

2016年に会場を大倉山から急遽宮の森に変更したのも、なんとしてでも出場させたい選手がいたからではなかったのか? 
あの時は、WC日本シリーズを控えた高梨沙羅が感覚を維持するためにラージヒルの参戦を回避すると方針を示したところHBC杯の会場が急遽ノーマルヒルに変更された。
少なくとも私はそう認識している。

 

以上は、あくまでも憶測ではある。
あらぬ誤解を招かぬ意味でも、札幌スキー連盟は日程変更の理由を説明するべきだと思う。