敵なしの丸山希が開幕3連勝 高梨沙羅に続く史上二人目の快挙

Official Results
| 1 | 丸山 希(北野建設SC) | 229.6pt |
| 2 | ニカ・プレヴツ(SLO) | 211.1pt |
| 3 | リサ・エダー(AUT) | 209.3pt |
| 9 | 高梨 沙羅(クラレ) | 187.3pt |
| 11 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 180.6pt |
| 18 | 佐藤 柚月(東京美装グループスキー部) | 169.3pt |
| 22 | 勢藤 優花(オカモトグループ) | 165.7pt |
| 28 | 宮嶋 林湖(松本大学) | 160.5pt |
2015ノルディック世界選手権以来となるファルン。ワールドカップ(WC)としては2013/14シーズン以来の開催となる。
いずれもこれまではNHでの実施だったが、今回女子では初めてLHも使用される。
当初の予定では、この日がLHだったが悪天候の予報のため日曜のNHと入れ替わった。
予報通り強風となり予選はキャンセル。
64人が出場した本戦でも、ビブ1番からいきなり2回のレッドシグナル。これは先が思いやられるぞと思ったが、序盤を除けば意外にサクサクと試合は進んだ。
悪条件の中、盤石の姿を見せたのが丸山希。
1本目は数値上の強い向かい風に対しコーチリクエストで2段下げたがHSに迫る94.0m。
トップで折り返した2本目はジュリー判断で3段下がったが、難なく91.0mを飛んで見せた。
HS95の小さな台にもかかわらず2位に18.5ptもの大差をつけての圧巻の勝利。
公式練習が23位と低調だったことから、今日はコーチリクエストはないかなと思ったところ下げてくれたので自信をもって飛べたとのこと。金城芳樹ヘッドコーチの采配も光る。
これで敵なしの開幕3連勝。
女子WCで開幕3連勝は、2013/14の高梨沙羅に次いで史上二人目の快挙。
その時の高梨は開幕4連勝を果たしているが、丸山もこれに並ぶ勢いだ。
なお、日本女子の3連勝は、2016/17に高梨沙羅が2度行って以来9シーズンぶり。
2位はニカ・プレヴツ。
混合団体や個人第1戦では明らかに何かがおかしかったが、第2戦は3位、そしてこの試合は2位と本来の姿と成績に戻りつつある。
3位はひときわ高いところを飛んできたリサ・エダー。
個人第1戦に続いて今季2度目の3位表彰台。
大きく様変わりしたオーストリアチームにあって孤軍奮闘の活躍で総合4位につけている。
日本勢は第1戦に続いて全員ポイント獲得。
高梨沙羅が今季初のシングル9位となった一方で、伊藤有希は今季初めてトップ10を逃した。
伊藤は2本目で最も向かい風が収まったタイミングに当たってしまい運がなかった。
地元期待のフリダ・ヴェストマンはいつも通りリクエストによりゲートを下げたが、78.0mで38位。2本目に進めなかった。
着地に難があり何度も大きなけがをしているが、2022/23ヴィスワでの3位、今季第2戦での9位など、これまでに10回のトップ10内がある。
ヴェストマンが輝きを取り戻し活躍すれば、2027ファルン世界選手権も大いに盛り上がることだろう。
期待を背負わせ過ぎてはいけないけれど、応援をしたい選手の一人ではある。

