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2016/17 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第19戦オスロ

伊藤有希が今季最終戦を勝利で飾る

2017年3月12日(日) オスロ(NOR)HS134/K120 

19th World Cup Competition 

① 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 258.7pt(130.0m 124.5m)
② 高梨 沙羅(クラレ) 251.0pt(127.0m 126.0m)
③ マーレン・ルンビ(NOR) 250.8pt(129.0m 124.5m)

 

10 勢藤 優花(北海道メディカルスポーツ専門学校) 196.1pt(119.0m 112.5m) 
12 岩渕 香里(北野建設スキークラブ) 190.1pt(108.5m 122.0m)

 

オフィシャル リザルト

 


 

最終戦の見どころは、伊藤有希がスタンディング2位を守り切れるかどうかにあった。
とはいえ3位ルンビとの差は59pt。
仮にルンビが優勝しても有希は5位以上に入れば良いわけで、これはそれほど困難なミッションとも思えないが、しかし何があるかはわからない。

 

が、何も問題なく勝ち切った。
1本目はこの日の最長不倒となる130.0m。試合後に「もっと飛べる自信があった」とは頼もしい限り。
2本目では、勝利を確信して珍しく派手なガッツポーズも見せた。「歴史のある台で勝てたので、初優勝と同じかそれ以上にうれしかった」のだそうだ。

 

伊藤有希は、今季・通算ともに5勝目。
高梨沙羅とのワンツーは今季7回目、通算11回目。
勢藤優花は、今季8回目のトップ10内。

 

蛇足ながら・・・
この日のフォークトのスーツはヤバくない?
太腿の外側が、でっかいポケットでもついているかのように異常に膨らんで見えるのは私だけ?

 


 

個人的には、今季は伊藤有希のシーズンだったように思う。
彼女のポテンシャルからすれば6年目にしての初優勝はむしろ遅すぎたくらいで、ようやく実力に見合った結果を得られるようになった。
今季5勝。そして、2013/14シーズンの総合3位を上回る総合2位。
世界選手権での個人銀も含めて、ホントに素晴らしいシーズンだったと思う。

 

高梨沙羅にとって今季は「山あり谷ありのシーズンだった。30点」なのだそうだ。
コンペティションとしての魅力を削いでしまうほどに強すぎた昨季と違い、好不調の波があり、しかもそれが精神的な面にも垣間見えた気がする。
「結果ばかりに目がいき、やるべきことを見失った」と語る通り、特に世界選手権に向けて周囲の期待を背負い込み過ぎてしまったことが、シーズン全体を難しいものにしてしまった要因のように感じられる。

 

勢藤優花は昨季の総合17位から12位へ、岩渕香里は昨季の22位から18位へとそれぞれジャンプアップした。
昨季は丸山純の2ptの獲得にとどまった日本シリーズ開催国枠では、茂野美咲と岩佐明香が善戦し20ptを獲得した。

 

やや残念に思えたのが、高梨、伊藤、勢藤が国内調整のためリュブノを回避した際に、その3枠を無駄にしたこと。あの時、替わりの選手を派遣することはできなかったのかなと思う。少なくとも茂野と岩佐にはその権利があったと思うし、学生である岩佐は無理だったにしても、茂野ならCHINTAIも喜んで金を出したんじゃなかろうか。

 

ルンビとドイツ勢の台頭が、シーズンをよりコンペティティブなものにしてくれた一方で、イラシュコ、ザイフリーズベルガー、ブティッツ、ロゲリなどは昨シーズンに比べて精彩を欠いた感が否めない。
また、沙羅を倒せる可能性を秘めたヘルツルとクリネツも伸び悩んだように思う。
こうしてみると、オーストリアとスロベニアが低調だったのかな。
事実、オーストリアは2シーズン続いていたネーションズカップを日本に奪われてしまったしね。

 

 

 総合順位     オフィシャルリザルト
 1  高梨 沙羅(クラレ)  1455  9勝 
 2  伊藤 有希(土屋ホームスキー部)  1208  5勝 
 3  マーレン・ルンビ(NOR)   1109  4勝 
 4  カタリナ・アルトハウス(GER) 776  1勝 
 5  カリーナ・フォークト(GER) 723  最高位2位 
 6  ダニエラ・イラシュコ・シュトルツ(AUT) 717  最高位2位 
 7  エマ・クリネツ(SLO) 630  最高位2位 
 8  ジャクリーン・ザイフリーズベルガー(AUT) 544  最高位3位 
 9  イリーナ・アバクモワ(RUS) 531  最高位2位 
 10  スヴェニャ・ヴュルト(GER) 497  最高位3位 
 12  勢藤 優花(北海道メディカルスポーツ専門学校) 406  最高位5位 
 18  岩渕 香里(北野建設スキークラブ) 268  最高位9位 
 49  茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) 11  最高位23位 
 50  岩佐 明香(日本大学)  最高位24位 

 

 大会別優勝者
 2016.12.02  リレハンメル NH  高梨 沙羅(JPN)
2016.12.03 リレハンメル NH  高梨 沙羅(JPN)
2016.12.10 ニジニ・タギル NH  マーレン・ルンビ(NOR)
2016.12.11 ニジニ・タギル NH  高梨 沙羅(JPN)
2017.01.07 オーベルストドルフ  LH  高梨 沙羅(JPN)
2017.01.08 オーベルストドルフ  LH  高梨 沙羅(JPN)
2017.01.14 札幌 NH  伊藤 有希(JPN)
2017.01.15 札幌 NH  マーレン・ルンビ(NOR)
2017.01.20 蔵王 NH  伊藤 有希(JPN)
2017.01.21 蔵王 NH  伊藤 有希(JPN)
2017.01.28 ルシュノフ NH  マーレン・ルンビ(NOR)
2017.01.29 ルシュノフ NH  高梨 沙羅(JPN)
2017.02.04 ヒンツェンバッハ NH  高梨 沙羅(JPN)
2017.02.05 ヒンツェンバッハ NH  高梨 沙羅(JPN)
2017.02.11 リュブノ NH  マーレン・ルンビ(NOR)
2017.02.12 リュブノ NH  カタリナ・アルトハウス(GER) 
2017.02.15 平昌 NH  伊藤 有希(JPN)
2017.02.16 平昌 NH  高梨 沙羅(JPN)
2017.03.12 オスロ LH  伊藤 有希(JPN)

 

  ネイションズカップ  オフィシャルリザルト 
 1   日本  3357 
 2   ドイツ  2685 
 3   スロベニア  1674 
 4   オーストリア   1651 
 5   ノルウェー  1140 

 

 

コメント

  1. FISサイトに上がっている伊藤の写真を見ると、彼女のスーツも相当ヤバいですよ。