プレヴツが今季2勝目を挙げシュミットの連勝を止める ビョルセットは初表彰台
Official Results
1 | ニカ・プレヴツ(SLO) | 283.4pt |
2 | カタリナ・シュミット(GER) | 272.5pt |
3 | テア-ミニャン・ビョルセット(NOR) | 267.3pt |
12 | 高梨 沙羅(クラレ) | 236.0pt |
15 | 一戸 くる実(CHINTAIスキークラブ) | 219.0pt |
16 | 勢藤 優花(オカモトグループ) | 217.7pt |
19 | 丸山 希(北野建設SC) | 210.9pt |
伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 予選失格 |
ニカ・プレヴツが開幕戦以来となる今季2勝目を挙げ、イエロービブのシュミットの連勝を3で止めた。
追い風ゆえの高速設定ではあったが、プレヴツは2本ともほぼ無風。
しかも1本目はシュミットよりも1段高いゲートからスタートできたこともあって140.0mのヒルレコード。2本目では同ゲートながらシュミットに11.0mもの差をつけた。
テレマークもそつなくこなし、堂々たる勝ちっぷり。
昨季エンゲルベルクでワールドカップ初優勝。
その時の優勝インタビューで「これが最後とならないことを祈っています」と語ったが、シーズン7勝を挙げ総合優勝に輝いた。
今季はここまで総合2位。前戦で151ptあったシュミットとの差を20pt縮めた。もちろん総合での連覇を目指しているだろう。
シュミットの連勝は3で止まった。
2位からの逆転を狙った2本目は飛距離を伸ばせず首を捻ったが、ただ条件もよくなかった。
開幕戦以来の2度目の2位。これが今季のワースト順位。何も悲観することはない。
3位で折り返したビョルセットの2本目。
しかし、スーツに問題があったようで一旦は失格とアナウンスされた。
次のシュミットが飛び(ひょっとするとシュミットはいきなり自分の順番が来たので少し動揺したのかも)、その後に失格が取り消されて飛ぶことができた。
おそらくは動揺しただろう。
テレマークがうまく入らず頭を抱えもした。
でも見事に3位を死守。ワールドカップ初表彰台を決めチームメートたちの祝福を受けた。
日本勢は、伊藤有希が予選でミッツコーゲン、コマールと共にスーツの違反により失格となった他は4名が無事にポイント獲得。
なかでも一戸くる実は、自己最高位を今季第3戦張家口での20位から一気に15位に上げることに成功した。
全体に少し気になったのは、飛型点が5人のジャッジ間で随分とばらつきがあるなということ。
それと、男子との間でも基準にばらつきがあるなということ。