ラニセクが逆転で今季3勝目 小林陵侑10位
2022年12月17日(土) エンゲルベルク(SUI)HS140/K125
8th World Cup Competition
1 | アンツェ・ラニセク(SLO) | 320.3pt |
2 | ダヴィド・クバツキ(POL) | 317.0pt |
3 | ピオトル・ジワ(POL) | 312.3pt |
10 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 284.7pt |
21 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 270.8pt |
32 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 124.7pt |
35 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 122.3pt |
39 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 120.0pt |
48 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 112.9pt |
ラニセクが1本目2位から逆転で勝利。
今季3勝目。通算4勝目。
第3戦ルカで今季初優勝した時には、H字に開くスキーがやりすぎな程にH字に見えたが、また昨季までのような感じに戻ってきただろうか。
1本目をトップで折り返したクバツキは、2本目のスタートでほんの少しではあるけれど待たされた。一瞬グラフィックが向かい風表示になったりしたので、風が巻いた状態だったのかもしれない。
そのせいか4番手の得点にとどまりラニセクに逆転を許してしまった。
ジワは第3戦ルカに続く今季2度目の表彰台。
クバツキ、クラフトと並び、今季ここまでの全ての試合でシングル順位を続けている。
上位陣が拮抗した力を発揮した好ゲームだったように思う。
上位陣― この日の上位5名は並びこそ違うが総合でもTop5に入っている。この5人がシーズン序盤を引っ張り、ここまでの試合を盛り上げてきた。
一人が無双するシーズンは面白くないと思っているので、ここまで7試合で4人の勝者を生み8人が表彰台に上った今季はとても楽しい。
惜しむらくは日本勢がここにあまり絡めていないこと。
中村直幹の表彰台があったが、やはり全体にあまり思わしくない。
全体的にということから、その要因がマテリアルにあるという気がしないでもないが…
あらためて思ったけどスキージャンプの強豪国の国旗は紅白が多い。
オーストリア、ポーランド、日本、そしてスイス。
エンゲルベルクの観客席は一見スイス国旗で埋め尽くされているように見えるけど、実はオーストリアとポーランドが相当数紛れ込んでいる。
デシュバンデンやバイエルには全てがスイス国旗に見えたかもしれないけど。