ワールドカップ初開催の張家口 シュミットが大差で今季2勝目 日本勢は全員ポイント獲得
Official Results
1 | カタリナ・シュミット(GER) | 237.0pt |
2 | エイリン‐マリア・クバンダル(NOR) | 210.0pt |
3 | ニカ・プレヴツ(SLO) | 209.9pt |
13 | 丸山 希(北野建設SC) | 161.4pt |
14 | 高梨 沙羅(クラレ) | 159.3pt |
16 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 156.4pt |
20 | 一戸 くる実(CHINTAIスキークラブ) | 150.0pt |
22 | 勢藤 優花(オカモトグループ) | 144.6pt |
リレハンメルでの開幕から三週空いた女子ワールドカップ。
北京オリンピックの舞台であった張家口はワールドカップとしては初開催となる。
先週開催された、ここ張家口でのインターコンチネンタルカップに、ドイツはワールドカップメンバーを派遣。
子供の試合に間違って大人が混じってしまった感じてはあったが、シュミットが連勝、ホランド、フライターク、ザイファルトが表彰台に立つなど、この日に向けて準備を万端に整えていた。
その甲斐あってかシュミットが2位に27pt差をつけて圧勝。
向かい風をうまくとらえて2本目はHSに届いた。相変わらず着地もきれい。
開幕から2位-優勝-優勝ときてスタンディングでもトップに立つ。
シュミットにとって張家口は、北京オリンピック個人で銀メダルに輝いた思い出の地。一方で混合団体では失格騒動のうちの一人となった因縁の地でもある。
今季は、インターコンチから数えて3連勝。得意な台ではあるとは思うが、好きな台と言えるのかどうか。
1本目をトップで折り返したクバンダルの2本目は、強い向かい風で飛び過ぎを警戒したかコーチリクエストでゲートを一段下げた。
飛距離はHSの95%に6.0m足らず、加点を得られることなくシュミットに大差をつけられることになってしまった。
クバンダルは、どうしてもこういう戦い方をしなければならないのが苦しい。
昨シーズンの総合優勝者であり、今季開幕戦の覇者であるプレヴツが、クバンダルに0.1pt及ばず3位。
4位には今季初シングルのクリネツ。5位には3試合連続シングルのピンケルニッヒ。
7位のミッツコーゲンと8位のストロームも3試合連続のシングル。
リレハンメルでは連続表彰台だったフライタークは17位と振るわず、ザイファルトとホランドは2本目に進めなかった。
インターコンチ出場の効果が出たのは今のところシュミットのみ。日曜はどうか?
日本勢は、5人全員がポイントを獲得し、最高位は丸山希の13位。
ここまでの3試合で、シングル順位は第2戦での勢藤優花の9位のみと、少し寂しい成績ではある。
が、中位でポイントを獲り続けているので、そう悲観することもないだろう。