ガイガーが140mオーバー連発で連勝 デシュバンデンはWC初表彰台
Official Results
1 | カール・ガイガー(GER) | 297.9pt |
2 | グレゴール・デシュバンデン(SUI) | 293.6pt |
3 | アンドレアス・ヴェリンガー(GER) | 293.1pt |
7 | 小林 陵侑(TEAM ROY) | 281.4pt |
19 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 260.4pt |
20 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 257.6pt |
36 | 内藤 智文(山形県スポーツ協会) | 112.9pt |
7位で折り返したヴェリンガーの2本目。
146.5mのヒルレコードを出して暫定トップに。
これによりゲートが1段下がった。
続くはデシュバンデン。
この夏のGPで初優勝を含む3勝を挙げ総合2位となった実力の真価を問われる場面。
なんと、たった今更新されたばかりのヒルレコードに並び暫定トップに。
運営は堪らずゲートをさらに1段下げた。
これが勝負の綾となったか。
後続のクラフト、小林陵侑、コス、ラニセクがこのゲートに手を焼いたか飛距離を伸ばせない。
リーダーボードの前にはデシュバンデン。
この時点で既にWC初表彰台は手にしていたが、一番高いところにもしっかりと手が掛かっていた。
しかし、ガイガーがその夢を打ち砕く。4番手の得点ながら1本目の貯金を守り4.3pt差で逃げ切った。
連勝となったガイガーは通算15勝目。
大ジャンプ合戦となったこの2試合で唯一4本とも140mを超えて見せた。
それでいて飛型点も19.0が19個も並ぶ無敵感。
クラフトからガイガーへ潮目が変わってきたのかー
2位デシュバンデンは夏の好成績がフロックではないことを示した。
2011年12月のリレハンメルでWCにデビューした32歳。
出場232戦目にしての初表彰台はヒルレコードのおまけ付き。
今季4度目の表彰台となったヴェリンガーは好調を維持。
そして、スロベニア勢が調子を上げてきて、序盤に見られたオーストリアとドイツ一辺倒のリザルトの上位陣が華やかになってきた。
華やかさの一人である小林陵侑は2試合連続で予選トップ。
本戦1本目は4位で、2試合連続の表彰台も視界に入ったが、前述の通りゲート変更で勢いをそがれてしまった感じ。
その意味からもデシュバンデンは “してやったり” の表彰台だったと思う。
二階堂蓮が3試合連続ポイント獲得となる19位、小林潤志郎は2試合連続ポイント獲得の20位と、二人ともかなり調子を上げてきている。
開幕から6戦連続で予選を突破してきている内藤智文は自己最高位となる36位。
ほんの少し何かがかみ合えば壁を突破できるはず。
がんばれ。
COCでは竹内択と佐藤慧一がポイントを獲得した。
佐藤慧一は2試合連続のポイント獲得。
現在、竹内は総合29位。佐藤は33位。
12/10 FISコンチネンタルカップ第2戦リレハンメル(NOR)
COC組は下記❷か❸の条件をクリアすればジャンプ週間からWCに出場することになる。
その場合は、現在WCに参戦している選手のうちワールド・ランキング・リストの5番目の選手と入れ替わることになる。