グランネル 強風をも手なずけて圧勝
2021年1月31日(日)ヴィリンゲン(GER)HS147/K130
20th World Cup Competition
1 | ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) | 154.3pt |
2 | ピオトル・ジワ(POL) | 135.0pt |
3 | マルクス・アイゼンビヒラー(GER) | 132.9pt |
13 | 佐藤 慧一(雪印メグミルク) | 117.0pt |
14 | 小林 陵侑(土屋ホーム) | 116.5pt |
25 | 中村 直幹(東海大学札幌SC) | 108.8pt |
37 | 伊東 大貴(雪印メグミルク) | 97.4pt |
45 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルク) | 89.7pt |
気難しい風が吹くことの多いヴィリンゲン。
この日も強くコロコロと向きを変える風が猛威を振るい、先ず予選がキャンセル。
そして本戦は何度も中断を挟みながら2時間近くの時間をかけて1本目を終わらせて成立した。
完全なる福引試合の様相を呈してはいたが、しかし、表彰台には何の違和感のない者たちが顔をそろえた。
やはり強い者たちは強い。
中でもグランネルは、たった1本のジャンプで2位に19.3ptもの差をつけて圧勝してしまった。
もちろん特異な状況下の試合だったからではあるのだが、それでもえげつない。
ヴィリンゲン6のタイトル -結局はヴィリンゲン4になってしまった。ついでに言うと昨季のヴィリンゲン5もヴィリンゲン3で終わっている- はグランネルの手中に。
グランネルは連勝で今季8勝目。
圧倒的な強さを誇るが、ジャンプ週間のタイトルを獲れなかったし、フライング世界選手権の金メダルも逃した。
よって、これが個人初タイトルということになる。
(ジャンプ週間やフライング選手権のタイトルと同列に語ってよいかどうかは疑問があるが…)
Willingen 6 最終順位
1 | H-E.グランネル | 574.0pt |
2 | D-A.タンデ | -41.0 |
3 | M.アイゼンビヒラー | -56.6 |
4 | P.ジワ | -61.4 |
5 | D.クバツキ | -70.3 |
7 | 小林 陵侑 | -91.6 |
14 | 佐藤 慧一 | -115.0 |
25 | 中村 直幹 | -149.2 |
26 | 佐藤 幸椰 | -150.4 |
30 | 伊東 大貴 | -189.9 |
二つの驚きを記しておく。
一つ目はクレメンス・ムランカが4位になったこと。
金曜の予選でヒルレコードを更新してもいる。
台との相性がいいのかも。
二つ目はシモン・アマン。
前日は12位。この日は9位。
今季はここまで11戦で予選落ち3回、最高位は32位でノーポイントだった。
復調とみてよいのか。