スキージャンプFISワールドカップ2024/25女子個人第14戦ヴィリンゲン

クバンダルがストロームを従え今季2勝目 高梨沙羅は2戦連続の7位

18th World CUP Competition
  • 2025年2月1日(土)
  • ヴィリンゲン(GER)
  • HS147/K130

Official Results

1  エイリン‐マリア・クバンダル(NOR) 261.7pt
2  アンナ-オディヌ・ストローム(NOR) 245.8pt
3  ジャクリーン・ザイフリーズベルガー(AUT) 236.6pt
 
7  高梨 沙羅(クラレ) 210.1pt
12  伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 190.5pt
13  勢藤 優花(オカモトグループ) 179.1pt
20  丸山 希(北野建設SC) 147.5pt
24  一戸 くる実(CHINTAIスキークラブ) 139.0pt

本戦リザルト


1本目のトップはアンナ-オディヌ・ストローム。2位はエイリン‐マリア・クバンダル。
強い向かい風の中、ノルウェー勢が0.3ptで激しいトップ争いを演じた。

やや風が収まった2本目。
3位で折り返したジャクリーン・ザイフリーズベルガーがHSに届く147.0mを飛んだ。
着地で耐え切れずにしゃがみこんでしまい大きく飛型点が引かれたが、これを見て運営はゲートを2段下げた。

続くクバンダルは、これでもまだゲートが高いと判断し、コーチリクエストでさらに一段下げた。
届いた先は144.5m。テレマークこそ入らなかったが、しゃがみこむまでには至らず飛型点はそれほど引かれずに済んだ。

18番ゲートに戻ったラストのストロームは、137.0mを飛びテレマークもまずまず入ったものの、さすがにこのクバンダルには太刀打ちできなかった。

クバンダルは第11戦札幌に続く今季2勝目。通算6勝目。
ストロームは第8戦オーベルストドルフに続く今季2度目の2位。
ノルウェーのワン・ツーは今季初。

4位にはビョルセット、9位にはミッツコーゲン。
昨日の混合団体優勝と併せて、ノルウェーは今月末に開幕するトロンハイムでの世界選手権に向けてはっきりと状態が上がってきた。

イエロー・ビブのニカ・プレヴツが6位とまずまずの結果だったのに対して、総合2位のカタリナ・シュミットは3試合連続トップ10を逃す11位。
一方ドイツ勢ではセリーナ・フライタークとアグネス・ライシュが好調。
今季2度の4位と、今日を含む2度の5位のライシュには、表彰台がくっきりと見えているはず。

高梨沙羅は2戦連続の7位。2本目は137.5mで6位の得点。
伊藤有希は1本目は134.0mで8位ながら、2本目は伸ばせず12位。
勢藤優花が13位、丸山希が20位、一戸くる実が24位で全員ポイント獲得。

なお、日本は次戦レークプラシッドについては現行メンバーを派遣せずに、岩崎里胡(戸田建設株式会社)、佐藤柚月(札幌日大高校)、坂本季花(飯山高校)を派遣することが既に発表されている。
その直後に同じくレークプラシッドで開催されるジュニア世界選手権との兼ね合いなどもあってのことと思われる。

WC個人総合順位

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