ニカ・クリジュナル この夏唯一の勝者となる
2020年8月15日(土) フレンシュタート(CZE)HS106/K95
1st Grand Prix Competition
1 | ニカ・クリジュナル(SLO) | 221.9pt |
2 | マリタ・クラマー(AUT) | 191.2pt |
3 | エマ・クリネツ(SLO) | 189.4pt |
4月時点で6試合が予定されていた今夏の女子グランプリ。
しかし、カザフスタン、ロシア、ドイツでの試合がコロナ禍によりキャンセルとなり、唯一残ったのがチェコでのこの試合。
7月初旬に今夏の国際大会への派遣を見送る方針を示していた日本の他、マーレン・ルンビ擁するノルウェーも不参加。
強豪ドイツとオーストリアも主力級は不在で、エントリー総数はわずかに27名。
そんな中にあって、結果は極めて順当だった。
表彰台は優勝候補者3名が占め、特にベストメンバーで臨んだスロベニアがワン・スリーのみならず、出場した5人全員がトップ10入りを果たした。
この夏唯一の勝者となったニカ・クリジュナルは、2019フレンシュタート以来となるグランプリ2勝目。
2位のマリタ・クラマーは、グランプリ初表彰台。
グランプリで2つの勝利があるエマ・クリネツは、GP5度目の表彰台。
なお、今夏のGPでは総合優勝の座は設けられていないらしい。
こんな状況下にあっては、試合ができただけでも良しとしなければなるまい。
でも、2012年の女子GP創設以来、無傷の8年連続総合優勝を遂げていた高梨沙羅が、その記録更新にチャレンジすらできなかったことはつくづく残念だ。
まぁ、本人はあまりこのタイトルを意識していないのかもしれないけど。