2019 FISグランプリジャンプ 女子個人第3戦フレンシュタート

高梨沙羅 GP8年連続総合優勝 

2019年8月18日(土) フレンシュタート(CZE)HS106/K95 

4th Grand Prix Competition 

1  ニカ・クリジュナル(SLO)  249.7pt
2  ユリアーネ・ザイファルト(GER)  242.8pt
3  ウルサ・ボガタイ(SLO) 237.3pt
 
10  茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)  203.8pt
18  勢藤 理桜(下川商業高校)  195.4pt
22  岩佐 明香(大林組スキー部)  176.5pt
25  大井 栞(早稲田大学)  168.1pt
29  久保田 真知子(飯山高校)  146.9pt
36  五十嵐 彩佳(札幌大学)  65.5pt

予選リザルト オフィシャル リザルト


 

前の記事でお伝えした通り、今夏の女子GPは最終戦を前にして既に高梨沙羅が総合優勝を決めている。

5日にマーレン・ルンビがリレハンメルで練習中にアプローチを滑り落ちて怪我をしたというニュースが飛び込んできた。
検査の結果、大事には至らなかったと発表されたけれど、GP最終戦となる18日の第3戦の欠場が決定。

 

2戦2勝でスタンディングトップの高梨沙羅は当初の予定通りに2戦を終えて帰国済。
高梨は、自身の総合優勝の行く末を国内で見守ることとなっていたのだが、そこで知ったのがルンビ離脱のニュース。このニュースはつまり、高梨に対し75点差の2位につけていたルンビの総合優勝の可能性が消えたことを意味する。

 

ニカ・クリジュナルとウルサ・ボガタイの二人が高梨に対し100点差の3位に付けているが、この両者は勝てばポイントで高梨に並ぶが、勝利数で及ばないので総合優勝の可能性は既にない。
よってルンビの欠場が決定した瞬間に高梨沙羅の8年連続8回目のGP総合優勝は決まっていたことになる。

2019 FISグランプリジャンプ 男子団体第2戦ザコパネ

 

高梨は2012年に女子GPが始まって以来、無傷の8連覇。

2012 総合優勝 4戦2勝
2013 総合優勝 6戦4勝
2014 総合優勝 2戦2勝
2015 総合優勝 5戦5勝
2016 総合優勝 3戦3勝
2017 総合優勝 5戦3勝
2018 総合優勝 5戦4勝
2019 総合優勝 3戦2勝

 

ニカ・クリジュナルは高梨と同ポイントながら勝利数で及ばずスタンディングは2位。
なお、この日の勝利は自身GP初優勝。

 

最初の2戦から総入れ替えとなった日本チームも大健闘。

  • 茂野 美咲 GP最高位更新・初のトップ10
  • 勢藤 理桜 GP初参戦・初ポイント
  • 岩佐 明香 GP最高位更新
  • 大井 栞  GP初参戦・初ポイント
  • 久保田 真知子 GP初参戦・初ポイント

 


 

 2019グランプリ 総合順位
1 高梨 沙羅 JPN 200 2勝
2 ニカ・クリジュナル SLO 200 1勝
3 ユリアーネ・ザイファルト GER 172 最高位2位
4 ウルサ・ボガタイ SLO 160 最高位3位
5 マーレン・ルンビ NOR 125 最高位2位
8 丸山 希 JPN 81 最高位5位
19 勢藤 優花 JPN 34 最高位13位
26 茂野 美咲 JPN 26 最高位10位
27 伊藤 有希 JPN 17 最高位18位
30 勢藤 理桜 JPN 13 最高位18位
35 岩佐 明香 JPN 9 最高位22位
40 大井 栞 JPN 6 最高位25位
44 久保田 真知子 JPN 2 最高位29位

個人総合順位

 

2019グランプリ 個人大会別優勝者
1 ヒンターツァルテン NH 高梨 沙羅
2 クーシュベル LH 高梨 沙羅
3 フレンシュタート NH ニカ・クリジュナル

 

 2019グランプリ 団体大会別優勝国
1 ヒンターツァルテン NH MIX ドイツ

 

 2019グランプリ ネイションズカップ
1 スロベニア 715
2 日本 563
3 ドイツ 530
4 オーストリア 314
5 ノルウェー 268

国別総合順位