第44回HTBカップ国際スキージャンプ競技大会 FISコンチネンタルカップ2017

オーストリアのアイグナーがヒルレコード更新でV

2017年1月21日(土) 札幌市 大倉山ジャンプ競技場 HS137/K123 

 

クレメンス・アイグナー

 

HTBカップ(ゲート1本目12 2本目12) 

① クレメンス・アイグナー(AUT) 238.4pt(133.5m 140.0m)
② アンツェ・ラニセク(SLO) 231.8pt(133.0m 138.5m)
③ アレクサンダー・ズニシチョル(POL)226.9pt(126.0m 137.5m)

 

4 アンドレアス・ヴァンク(GER) 224.0pt(132.0m 127.5m)
5 ロク・ターマン(SLO)215.4pt(133.0m 132.0m)
6 クレメンス・ムランカ(POL) 210.6pt(124.0m 133.0m)

 

HTBカップリザルト

 

コンチネンタルカップ第13戦(ゲート1本目12 2本目12) 

① クレメンス・アイグナー(AUT) 238.4pt(133.5m 140.0m)
② アンツェ・ラニセク(SLO) 231.8pt(133.0m 138.5m)
③ アレクサンダー・ズニシチョル(POL)226.9pt(126.0m 137.5m)

 

  7 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 199.5pt(126.5m 127.5m)
11 岩佐 勇研(札幌日本大学高校) 192.4pt(119.0m 129.5m)
16 中村 直幹(東海大学) 185.5pt(122.0m 120.0m)
18 鈴木 翔(japan at home) 182.7pt(115.5m 126.0m)
20 伊藤 謙司郎(雪印メグミルクスキー部) 179.7pt(120.5m 123.5m)
22 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 176.3pt(117.0m 123.0m)

32 伊藤 将充(土屋ホームスキー部) 82.3pt(122.0m)
42 原田 侑武(雪印メグミルクスキー部) 63.1pt(106.5m)
50 永井 健弘(盛岡市役所) 48.1pt(104.0m)

 

COCリザルト

 


 

今年からGF/WFが採用されたCOC札幌大会3連戦。
この日は「これぞ大倉山」の強めの向かい風。
風速の最低値は0.30m/sでWFマイナス3.2pt。最大値は2.49m/sでWFマイナス26.9pt。
あぁ、採用して良かったWF。
それでも、さすがに2m/sを超す風速の差はWFで補正したところで公平な試合とはならなかったけどね。

 

この風のおかげもあってか、国内戦ではあまり使わない12番ゲートからでも外国勢は当たり前のようにK点オーバーを決めてくる。
もう、見ていると全然違うのね、日本勢とは。前に進むスピードが全然違う。
飛行曲線は決して高いわけじゃないのに、グイグイ前に前に勢いづいていく感じで距離を伸ばしてくる。
ちなみに、優勝したアイグナーの140.0mは新しいプロフィールでの新ヒルレコード。

 

前日の宮の森の日本人最高位が11位。この日は7位。
正直、力の差は大きいと感じられた。

 


 

クレメンス・アイグナー
① クレメンス・アイグナー(AUT)

 

アンツェ・ラニセク
② アンツェ・ラニセク(SLO)

 

アレクサンダー・ズニシチョル
③ アレクサンダー・ズニシチョル(POL)

 

アンドレアス・ヴァンク
4 アンドレアス・ヴァンク(GER)

 

ロク・ターマン
5 ロク・ターマン(SLO)

 

クレメンス・ムランカ
6 クレメンス・ムランカ(POL)

 

表彰式

クレメンス・アイグナー
HTBカップ表彰 ラニセク、アイグナー、ズニシチョル

 

アンドレアス・ヴァンク
HTBカップ表彰 ヴァンク、ターマン、ムランカ

 

クレメンス・アイグナー
HTBカップ最長不倒賞 クレメンス・アイグナー(140.0m)

 

クレメンス・アイグナー
COC表彰 ラニセク、アイグナー、ズニシチョル

 

クレメンス・アイグナー
COC表彰

 

 

それにしても、今年のコンチは例年以上に豪華な顔ぶれだったように思う。
アンドレアス・ヴァンクは言うに及ばす、WCクラスの選手がゴロゴロ。
あの奇跡の一発で頂点を獲ったクシシュトフ・ビエグン(こちら)や、偽フラバを返上したヤカ・フバラ(こちら)などのWCウィナーも参戦しているし。

 

オーストリア、ドイツ、スロベニア、ポーランドといった強豪国が、毎年こんな極東の地までWCクラスの選手を大量に派遣してくるんだから、選手層はどんどん厚くなりますます強くなっていく。
シーズン通してCOCを転戦することは、WCで長いシーズンを転戦し続けることのシミュレーションにもなるはず。

 

対して日本は、たまに海外COCに派遣するのは、COCポイントが必要な時ぐらい。
これでは差がつくばかり。
金がないから仕方がない?
それでは若い選手がかわいそう。

 


 

遠い遠いSapporoまではるばるやってきてくれた選手たちに敬意を表し、下手な写真ではありますが個人的な好みで何人かをピックアップしてみました。

 

クシシュトフ・ビエグン
クシシュトフ・ビエグン(POL)

 

ネイチ・デズマン
ネイチ・デズマン(SLO)

 

ピウス・パシュケ
ピウス・パシュケ(GER)

 

キリアン・パイエル
キリアン・パイエル(SUI) 

 

ロク・ジャスティン
ロク・ユスティン(SLO) 

 

フィリップ・アッシェンバルド
フィリップ・アッシェンバルド(AUT) 

 

on
今年もまたいじられるOn 

 

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さらにいじられるOn 

 

 

 

 

 

風が強かったこともあって、個人的には過去最高レベルに寒かった。