2016/17 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第10戦蔵王

伊藤有希が2連勝で3勝目 高梨沙羅2位 岩渕香里9位

2017年1月21日(土) 蔵王(JPN)HS103/K95 

10th World Cup Competition 

① 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 227.0pt(100.0m 94.5m)
② 高梨 沙羅(クラレ) 226.2pt(99.5m 94.5m)
③ マーレン・ルンビ(NOR) 221.0pt(100.0m 92.0m)

 

  9 岩渕 香里(北野建設スキークラブ) 198.9pt(96.0m 92.0m)
18 勢藤 優花(北海道メディカルスポーツ専門学校) 176.1pt(88.0m 85.0m)
23 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) 159.9pt(84.5m 84.5m)
24 岩佐 明香(日本大学) 157.3pt(82.0m 81.0m)

 

オフィシャル リザルト

 


 

伊藤有希が2連勝で3勝目。
優勝-2位-優勝-優勝と最高の日本シリーズとなった。
初優勝時は、1本目でトップをとり2本目で突き放す完勝。2勝目は逆転勝ち。そして3勝目となるこの試合は1本目2.9pt差の1位から0.8p差に迫られながらの逃げ切り。
前戦でも書いたけれど、バリエーションの違う勝ち方ができるのは今後の強みとなるはず。

 

沙羅ちゃんにとっては苦しい日本シリーズだった。
2位-4位-5位-2位と、だれもが期待していた50勝目はお預けとなってしまった。
日本シリーズ前までは208pt差があった2位有希との総合ptも、83ptまで詰められた。
夢にまで見た日本人同士の総合優勝争いではあるけれど、現実のものとなると、どちらにも勝ってほしくてけっこう切ない。

 

岩渕香里は今季最高位の9位。何とか自己最高位6位の壁をぶち破ってもらいたい。
茂野美咲は2戦連続のポイントゲット。
岩佐明香は札幌初戦に続く2度目のポイントゲット。
茂野と岩佐が日本シリーズの4試合すべて予選を突破したことは称賛に値する。