2014/15 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第8戦ヒンツェンバッハ

フォークトがイラシュコとの接戦を制し今季2勝目 伊藤有希が4位

2015年2月1日(日)ヒンツェンバッハ(AUT)HS94/k85

① カリーナ・フォークト(GER)245.2pt(92.0m 90.0m)
② ダニエラ・イラシュコ・シュトルツ(AUT) 244.8pt(90.5m 92.5m)
③ シュペラ・ロゲリ(SLO) 235.0pt(88.0m 87.5m)

4 伊藤 有希(土屋ホーム) 233.2pt(87.0m 87.0m)
8 高梨 沙羅(クラレ) 228.3pt(87.0m 86.0m)
23 勢藤 優花(旭川龍谷高校) 211.6pt(84.5m 85.0m)
29 岩渕 香里(松本大学) 204.9pt(83.5m 84.0m)

予選不通過 山田 優梨菜(白馬高校)

 



まずは伊藤有希の4位がめでたい。
骨格や筋力の問題だろうが、男子のようにビタッとテレマークが決まる選手は女子にはいない。
でも、有希はかなりそこがちゃんとできる選手だと思う。
実際、2本の飛型点の合計はフォークト、イラシュコより3.0pt高い。
それだけに、あと一歩の飛距離が欲しい。

 

沙羅は2本とも踏切直後に左腕を回すように姿勢が乱れた。
あえてひどい言葉を使うが、こんな「無様」な姿は見たことが無い。
これはかなり重症なのでは?
救いは、“完璧なのに勝てなかった”という状況ではないこと。
失敗して負けたんだから、その失敗を修正すればまた勝てるはず。

 

それにしても、今のイラシュコとフォークトはホントに強い。
このままの勢いでファルンに乗り込まれたら、ちょっと手が付けられないカンジ。

 

ところで、この試合でポズンが、前戦でマテルが、そして男子団体でストッフがスーツの違反で失格となった。
ひょっとして世界選手権に向けていろいろと小細工しているのかな?