クリモフ ロシア人として初の栄冠 小林陵侑 初表彰台
2018年11月18日(日) ヴィスワ(POL)HS134/K120
2nd World Cup Competition
1 | エフゲニー・クリモフ(RUS) | 263.4pt | 127.5m | 131.5m |
2 | シュテファン・ライエ(GER) | 256.7pt | 124.5m | 130.5m |
3 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 255.6pt | 137.5m | 127.0m |
19 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 239.9pt | 122.5m | 122.5m |
34 | 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) | 107.7pt | 115.0m | |
43 | 竹内 択(北野建設) | 98.8pt | 113.0m | |
44 | 中村 直幹(東海大学) | 94.5pt | 114.5m | |
64 | 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) | 予選落ち |
この夏のGP覇者エフゲニー・クリモフが、その勢いのままにWC初優勝。
この勝利はまた、ロシア人としてのWC初優勝でもある。
開幕戦ウィナーが初優勝者であるのは、2013/14ビエグン、2014/15コウデルカ、2015/16タンデ、2016/17ドメン、そして昨年の小林潤志郎に続いて6シーズン連続となる。
シュテファン・ライエと小林陵侑も初表彰台。
陵侑は1本目で飛びすぎて手をついてしまった。
3位で折り返した2本目は、国内で痛めた膝が万全ではないこともあってかリクエストでゲートを1段下げたがギリギリの127.0mで95%をクリア。
ライエに逆転を許したことも含めてちょっとドタバタした感じはあるが、1本目2位のストッフが失速したおかげもあって無事に表彰台をゲット。
まずはめでたい。が、陵侑の力はまだまだこんなものではないはず。
昨季は兄の潤志郎が開幕戦の勝利から出場9試合連続のトップ10入りという凄まじさを見せてくれたけど、それを超えるような成績を残すことも普通に想像できる。
次戦ルカで勝ったとしても全然驚かない。
それにしてもとにかく初々しい表彰台の3人。
試合後の体重測定室で、勝手がわからず(おそらくは言葉もわからず)に、例のおじさんとの間で繰り広げられた右往左往ぶりは、微笑ましくもありシュールでもある極上のコントのようだった。
自国の選手が振るわず、スター選手も不在の表彰式ではあったが、最後まで暖かく盛り上げてくれたヴィスワの観客にも拍手を送りたい。
ところで-
団体戦の際に元康氏が、スロベニアのスーツにアンダーアーマーのマークがついていることを紹介していた。アンダーアーマー製ということなのか単なるスポンサーなのかはわからないと言っていたが、これまで付いていたアディダスのマークは消えている。
そこであらためて他国も見てみたのだが、ドイツもノルウェーもスーツからアディダスのマークも3本線も消えている。
コーチのウェアにもマークが見当たらず、わずかに帽子にマークが確認できただけ。
今夏のGPでは、アディダスのマークも3本線もスーツに入っていたはずだけど…
アディダスって撤退したの?
私が知らなかっただけ?