令和6年度全国高等学校総合体育大会 第74回全国高等学校スキー大会

布施飛雄真と西田蓮太郎が同点優勝 女子は櫻井羽奈が逆転勝利で余市紅志高校にタイトルをもたらす

全日本スキー連盟A級公認
  • 2025年2月8日(土)/ 9日(日)
  • 名寄市 名寄ピヤシリシャンツェ
  • HS100/K90

スペシャルジャンプ男子

=1  布施 飛雄真(山形 日大山形高2) 123.0pt
=1  西田 蓮太郎(北北海 下川商高3) 123.0pt
3  佐々木 星語(南北海 札幌日大高1) 113.0pt
 
4  三上 託摩(南北海 余市紅志高1) 107.5pt
5  富井 孝(長野 飯山高2) 106.5pt
6  西澤 希陸(長野 白馬高1) 97.5pt
7  高橋 劉成(北北海 下川商高1) 95.0pt
8  鈴木 教究(新潟 十日町総合高1) 92.0pt
9  岡部 凛大郎(北北海 下川商高1) 87.0pt
10  清水 広大(南北海 余市紅志高2) 86.0pt

リザルト

スペシャルジャンプ女子(公開競技)

1  櫻井 羽奈(南北海 余市紅志高2) 199.0pt
2  長谷川 芽依(北北海 旭川東高2) 194.5pt
3  日野森 琥珀(南北海 余市紅志高3) 192.0pt
 
4  藤元 彩子(青森 弘前工業高3) 191.5pt
5  竹内 千穂(長野 白馬高2) 175.0pt
6  美ノ谷 佳鈴(北北海 下川商高1) 153.5pt

リザルト


悪天候により1回で終了となった男子は、布施飛雄真と西田蓮太郎が同点優勝。
飛距離では飛雄真が1.5m(3.0pt)上回ったが、飛型点では蓮太郎が3.0pt上回った。

2022年の全中を中学3年時に制し、下川商業に進学後の2023年夏の大倉山で先輩の坂野旭飛ら強敵を破って3連勝した西田蓮太郎。
順調に成長を遂げていたが、その後はやや悔しい時期が続いた。
高校生活の集大成としてのタイトル獲得に「やってやったぞという気持ち」

西田蓮太郎が悔しい時期を過ごしている間に彗星のように現れたのが1学年下の布施飛雄真。
昨年夏の大倉山で3連勝。続く蔵王サマー妙高でも勝利し、少年組6大会で5勝を挙げる無双ぶり。
指導を務める山形県スポーツ協会の内藤智文も「自分の活躍異常にうれしかったりする」

これだけの選手達でありながら、今季のジュニア世界選手権の代表からは漏れた。
西田蓮太郎は選考対象試合が行われていた時期に不調にあったため。布施飛雄馬は全日本選手権NHのたった1回の失格が命取りとなった。

春から東海大学に進むという蓮太郎は来季のジュニア世界選手権の出場を目指すとのこと。
大丈夫。この二人ならきっとやれる。

悪天候で翌日に順延となった女子。
本来であれば5名の選手が雪印メグミルク杯に出場するはずだったが、そちらは棄権となった。
ただ、5名全員が無事に入賞。

1本目のトップは藤元彩子で、2.0pt差の2位に日野森琥珀、櫻井羽奈、長谷川芽依の3人が並ぶという熾烈な展開。
最後は櫻井羽奈が女子組最長不倒の88.5mを飛び逆転優勝。姉の梨子も成し遂げられなかった高校チャンピオンとなった。なお、父の仁さんは1985年の優勝者。

その櫻井仁さんをはじめ、前身の余市高校時代はたくさんの優勝者を輩出してきたが、余市紅志高校になってからの全国制覇は初めてだろうか。

大 会 男子優勝者 女子(公開競技)優勝者
第60回  清水 礼留飛(新井高2)  開催なし
第61回  佐藤 幸椰(札幌日大高1)  岩渕 香里(飯山高3)
第62回  佐藤 幸椰(札幌日大高2)  岩佐 明香(札幌日大高1)
第63回  佐藤 幸椰(札幌日大高3)  岩佐 明香(札幌日大高2)
第64回  栗田 力樹(白馬高1)  渡邉 陽(札幌日大高2)
第65回  伊藤 将充(下川商高3)  渡邉 陽(札幌日大高3)
第66回  宮﨑 敬太(花輪高2)  鴨田 鮎華(下川商高1)
第67回  西森 海翔(下川商高3)
 竹花 大松(東海大札幌高1)
 勢藤 理桜(下川商高1)
第68回  藤田 慎之介(東海大札幌高3)  宮﨑 彩音(飯山高1)
第69回  二階堂 蓮(下川商高3)  宮嶋 林湖(白馬高1)
第70回  中村 正幹(東海大札幌高1)  中山 和(下川商高1)
第71回  中村 正幹(東海大札幌高2)  中山 和(下川商高2)
第72回  坂野 旭飛(下川商高2)  中山 和(下川商高3)
第73回  杉山 律太(下川商高3)  坂本 季花(飯山高1)
第74回  布施 飛雄真(日大山形高2)
 西田 蓮太郎(下川商高3)
 櫻井 羽奈( 余市紅志高2)
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