FISスキーフライング世界選手権2024クルム バートミッテルンドルフ/タウプリッツ 団体

スロベニアが2大会連続2度目の金 日本は5位

Flying Hill Individual
  • 2024年1月28日(日)
  • クルム バートミッテルンドルフ/タウプリッツ(AUT)
  • HS235/K200

Official Results

スロベニア 1615.4pt
ロブロ・コス
ペテル・プレヴツ
ドメン・プレヴツ
ティミ・ザイツ
オーストリア 1588.9pt
ミハエル・ハイベック
マニュエル・フェットナー
ヤン・ヘール
シュテファン・クラフト
ドイツ 1549.9pt
ピウス・パシュケ
カール・ガイガー
シュテファン・ライエ
アンドレアス・ヴェリンガー
 
5 日本 1493.0pt
二階堂 蓮(日本ビールスキー部)
中村 直幹(Flying Laboratory SC)
小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部)
小林 陵侑(TEAM ROY)

リザルト


金メダルを争うスロベニア、オーストリア、ドイツ。
勝負の分かれ目は2本目の第3グループにあった。
第2グループの時から強まり始めた追い風が、第3グループでより強くなりライエが164.5m、ヘールが177.0mと撃沈。
そんな中ドメン・プレヴツが194.0m。これが効いた。

スロベニアは、大会直前のプラニツァでのトレーニング中に全治2ヵ月の怪我を負ったラニセクが不在。
ラストのザイツがやや微妙であった以外は、完璧なパフォーマンスで強さを見せた。

スロベニアは、2大会連続2度目の金メダル。
銀のオーストリアは、2016年以来4大会ぶりとなるメダル。
銅のドイツは、3大会連続のメダル。


日本は、メダル争いには絡めなかったが随所に光るところを見せた。

まずは二階堂蓮。
1本目で214.0mを飛び、2022/23クルムで出した212.0mのPBを更新して見せた。もう1本も206.5m。
今大会は個人戦でスーツ失格など不本意な結果となっていたが、最後は良い形で終われたのではないだろうか。

次に小林潤志郎。
2本目第3グループが強い追い風に苦しむ中で198.5mを飛び、同グループでドメンに次ぐ2番手となった。

そして最後は小林陵侑。
1本目は、この日の最長不倒となる233.5mを飛びグループトップ。2本目でも224.5mを飛びグループ2位。
個人戦の最初の2本は厳しい追い風もあり今一つだったが、個人戦3本目の231.5mで息を吹き返し、この日の2本に繋げた。
今から個人戦をやり直してくれたら完全なメダル候補だろう。


札幌大会を過ぎると、チーム戦を含めて残り14試合中8試合がフライングとなる。
日本勢がフライングに良い感触を得て大会を終えれたことは、今季この後を占う上で非常にポジティブ。

SFWC 過去7大会のメダリスト

  日本
2012 AUT GER SLO 5位
2014 中 止
2016 NOR GER AUT 出場せず
2018 NOR SLO POL 出場せず
2020 NOR GER POL 5位
2022 SLO GER NOR 6位
2024 SLO AUT GER 5位
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