2012/13 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第9戦札幌

マテル今季2勝目 期待の高梨は今季ワーストの12位に終わる

2013年2月2日(土)札幌(JPN)HS100/K90

10th World Cup Competition

1  コリン・マテル(FRA) 120.2pt
2  ジャクリーン・ザイフリーズベルガー(AUT) 111.9pt
3  アネッテ・サーゲン(NOR) 111.4pt
 
12  高梨 沙羅(グレースマウンテンインターナショナルスクール) 99.1pt
14  平山 友梨香(北翔大学SC) 96.5pt
16  伊藤 有希(下川商業高校) 95.9pt
19  茂野 美咲(ライズJC) 93.2pt
22  竹田 歩佳(ライズJC) 89.1pt
30  松橋 亜希(東海大学) 96.2pt
32  小浅 星子(ライズJC) 83.0pt
36  葛西 賀子(日本空調サービス) 77.2pt
41  渡瀬 あゆみ(サッポロスキッド) 64.0pt

オフィシャル リザルト


こんなにもたくさんの観客が集まるなんて!

観客で埋め尽くされた宮の森を見るのは2007年ノルディック世界大会以来のこと。
いゃ~、やっぱり勝負は勝たなあきませんなぁ。
勝てばマスコミが取り上げる。取り上げれば注目が集まる。注目が集まれば、それでまた選手が発奮してよい成績を残す。そしてこうして人が集まる。
この好循環。

初めて観戦に来た人も非常に多かったようで、テストジャンパーが飛んだだけで会場中がどよめいてました。

でも、試合のほうは、初観戦の方にとっては非常に残念な展開となってしまいました。
天気は最高に良いけど風があまりにも不安定。
強い向かい風が吹いたかと思うと真逆の追い風になり、かと思うとピタリと無風になる。

そのせいで、試技は28人飛んだ段階でキャンセル。
1本目は時間通りに始まったけど、一人飛ぶごとに風待ちのシグナルレッドの中断が入る。
41人全員が飛び終わるのに1時間半近く掛かったんだからたまりません。

2本目も最初の選手である松橋亜希がゲートに入ったところでシグナルレッド。
そのまま30分の中断。そして結局2本目はキャンセル。

会場で最も声援を受けていた沙羅は、1本目12位のまま巻き返す機会なく終了。

スキージャンプ初観戦の方にとっては、「シグナルレッド」って言葉とその意味を嫌というほど思い知って帰ることとなったようです。

1 コリン・マテル(FRA)
2 ジャクリーン・ザイフリーズベルガー(AUT)
3 アネッテ・サーゲン(NOR)
4 エバ・ロガール(SLO)
5 エレナ・ルンガルディエール(ITA)
6 リーネ・ヤール(NOR)
7 サラ・ヘンドリクソン(USA)
8 アツコ・タナカ(CAN)
9 カタリナ・アルトハウス(GER)
10 カーチャ・ポズン(SLO)
表彰式 ザイフリーズベルガー、マテル、サーゲン
表彰式 マテル
表彰式 サーゲン

日本勢は、初出場の茂野、竹田、松橋がポイントゲット。
平山は自己最高位。
若手とベテランで結果が分かれちゃったかな。
田中温子も飛びなれた“ホーム”に戻って本領発揮!

12 高梨 沙羅(グレースマウンテンインターナショナルスクール)
14 平山 友梨香(北翔大学SC)
16 伊藤 有希(下川商業高校)
19 茂野 美咲(ライズJC)
22 竹田 歩佳(ライズJC)
30 松橋 亜希(東海大学)
32 小浅 星子(ライズJC)
葛西 賀子(日本空調サービス)
41 渡瀬 あゆみ(サッポロスキッド)

明日は平穏な天候でありますように…