グランネルが圧巻の連勝でトーナメント首位をひた走る
2023年1月1日(日)ガルミッシューパルテンキルヘン(GER)HS142/K125
11th World Cup Competition
1 | ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) | 303.7pt | フラ |
2 | アンツェ・ラニセク(SLO) | 297.3pt | ロート |
3 | ダヴィド・クバツキ(POL) | 294.4pt | ディーン |
19 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 248.8pt | ファンネメル |
36 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 106.1pt | ホフマン |
41 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 100.9pt | ガイガー |
43 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 94.8pt | ライトナー |
48 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 79.9pt | フエットナー |
小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 予選敗退 |
ジャンプ週間初戦のオーベルストドルフでグランネルに対して持った感想が、2戦目にしてより強まった。
2020/21シーズンに突如として他の惑星から現れたかの如く得体の知れない強さを見せつけた、あのグランネルの姿がここにある。
2本とも圧巻のパフォーマンスだった。
フライトの中盤から終盤にかけての伸びが凄まじく、新たな揚力を得て浮き上がっていくようにさえ見える。
こうなると着地は難易度を増すが、そこも抜かりない。
特に2本目は条件の良さも手伝ってHSまで伸ばして着地も決めて見せた。
オーベルストドルフではさっぱりだったラニセクが息を吹き返し、クバツキも高いレベルで調子を維持し続けている。
二人とも表彰台の頂点に立つに恥じない次元の違う姿を見せたけど、それでもグランネルの前にはお手上げだ。
グランネルは今季3勝目。通算16勝目。
ジャンプ週間2連勝でグランドスラムへの期待もかかる。
ただ、実はグランネルはシーズン総合優勝を果たした2020/21もその翌年の2021/22もジャンプ週間では一度も勝っていない。つまり、今年のオーベルストドルフがジャンプ週間の初優勝だった。
どこか飄々として良い意味で鈍感力があるように見えるグランネル。プレッシャーはあるだろうか?
だが次は、心技体だけでは勝てない難攻不落のインスブルック。
さて、どうなる-
日本勢は厳しい状況が続いている。
小林陵侑は持ち前の地力により、何とかKO戦に勝利したものの今はこれが精いっぱい。
小林潤志郎が予選不通過となり、他の4名はKO戦に敗れた。
なお、オーベルストドルフでKOされジャンプ週間からの離脱を示唆する発言の合ったアイゼンビヒラーは、この日も出場。
同国対決となったバシュケに敗れ結果は32位。
こういうアイザイを見るのは辛い。インスブルックには姿を見せるだろうか。
4ヒルズ・トーナメント暫定順位
1 | ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) | 616.1pt | - |
2 | ダヴィド・クバツキ(POL) | -26.8 | 1↑ |
3 | ピオトル・ジワ(POL) | -40.1 | 1↓ |
4 | アンツェ・ラニセク(SLO) | -51.4 | 6↑ |
5 | カール・ガイガー(GER) | -57.6 | 1↓ |