リンビークが暫定トップ 僅差でクラフトが追う
2022年3月11日(金)ヴィケルスン(NOR)HS240/K200
2年に一度のスキーフライング世界選手権がヴィケルスンで開幕した。
前回のプラニツァ大会は、新型コロナの影響で本来開催されるはずだった2020年3月からシーズンを跨いだ12月に日程変更を余儀なくされた。
そのため、2年ぶりではなく1年3ヵ月ぶりの開催となる。
フライング世界選手権は個人戦と団体戦があり、個人戦は予選を通過した40人が本戦に進み、その本戦は2日間計4本の総得点で競われる。
なお、独立した一つの大会なので、ここでの成績はワールドカップには含まれない。
個人戦の初日の成績は以下の通り。
Intermediate Results 2nd Round
1 | マリウス・リンビーク(NOR) | 457.5pt |
2 | シュテファン・クラフト(AUT) | 451.0pt |
3 | ドメン・プレヴツ(SLO) | 437.6pt |
10 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 402.8pt |
11 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 402.7pt |
33 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 137.5pt |
37 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 123.4pt |
リンビークは、きれいに飛距離を伸ばした1本目に対して、2本目はややスキーを上下に揺らしながらも強引に飛び続けるような二面性を見せたくれたし、クラフトとドメンは、これぞフライングというような低くバーンを這うようにどこまでも進むジャンプを披露してくれた。
日本勢は総じて苦しんだ。
ただ、小林陵侑の2本目はまずまずだったし、佐藤幸椰も悪い出来ではなかったように思う。
上位とは点差が開いてしまったが、フライングでは大きく点数が動くのでまだ何が起こるかわからない。
そういう期待感をもって2日目を楽しむとしよう。