グランネルがクラフトとの接戦を制する 小林陵侑は4位でWC総合5位に浮上
2023年3月18日(土) ヴィケルスン(NOR)HS240/K200
33rd World Cup Competition
1 | ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) | 424.9pt |
2 | シュテファン・クラフト(AUT) | 418.8pt |
3 | ダニエル・チョフェニック(AUT) | 390.1pt |
4 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 378.0pt |
11 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 359.4pt |
佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 予選44位 | |
竹内 択(team taku) | 予選50位 | |
佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 予選51位 | |
小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 予選54位 |
グランネルがクラフトとの接戦に競り勝ち今季12勝目を挙げた。
WC総合優勝を争うクバツキが8位だったために両者の差は開き68pt開き386ptに。仮にクバツキが全勝したとしてもグランネルはあと14pt積むだけでよい。さすがにもうドラマは生まれないだろう。
試合直前の試技で249.0mを飛び転倒したクラフト。
その影響を微塵も感じさせない見事なパフォーマンスでグランネルとの接戦を演じた。
今季13回目の表彰台。
グランネルは今季ここまでのフライング3試合で全勝。
クラフトも3試合すべてで表彰台に立っている。
RAWAIR総合ではグランネルがトップをキープ。クラフトが2位に浮上した。
両者の差は28.5pt。残りまだ3本ある。フライングにとっては小さな差に過ぎない。
1本目10位だったチョフェニックが2戦連続の3位表彰台。
今季のクルムには出ておらず、これまでのフライングの最高位は昨季プラニツァでの14位。一気に突き抜けた。
小林陵侑の2本目は、数値上この試合で最も強い追い風を受けてしまった。それでもなんとかまとめて見せ、1本目7位から順位を上げ結果は4位。
ジワが10位に沈んだこともありWC総合で5位に浮上。ジャンプ週間終了時点では20位にいた選手が、苦しみながらもここまで順位を上げてきた。
中村直幹が4試合ぶりのポイント獲得。久々に笑顔が見られた。
WC総合で29位から3つ順位を上げ26位。おそらく最終戦プラニツァには出場できるだろう。
RAW AIR 総合順位(暫定)
1 | ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) | 2195.2 |
2 | シュテファン・クラフト(AUT) | -28.5 |
3 | アンツェ・ラニセク(SLO) | -106.3 |
4 | ダヴィド・クバツキ(POL) | -119.9 |
5 | ダニエル・チョフェニック(AUT) | -134.0 |
Flying 総合順位(暫定)
1 | ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) | 300 |
2 | シュテファン・クラフト(AUT) | -80 |
3 | ティミ・ザイツ(SLO) | -165 |
4 | ドメン・プレヴツ(SLO) | -182 |
5 | ピオトル・ジワ(POL) | -184 |
WC総合ではクラフトとラニセクは依然2位になる可能性を残す。
クバツキの背後にはクラフトが忍び寄る。その差は142pt。
なお、小林陵侑はこれ以上順位を上げることはできないので5位を守り抜くこととなる。10pt後方にジワ。47pt後方にヴェリンガー。
ワールドカップ総合順位(暫定)
1 | ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) | 1978 |
2 | ダヴィド・クバツキ(POL) | -386 |
3 | シュテファン・クラフト(AUT) | -528 |
4 | アンツェ・ラニセク(SLO) | -564 |
5 | 小林 陵侑(JPN) | -1089 |