小林陵侑がグランネルと同点優勝で総合首位に浮上
2022年2月27日(日) ラハティ(FIN)HS130/K116
27th World Cup Competition
=1 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 278.0pt |
=1 | ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) | 278.0pt |
3 | シュテファン・クラフト(AUT) | 271.3pt |
20 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 245.4pt |
29 | 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) | 231.2pt |
30 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 221.7pt |
33 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 107.1pt |
57 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 予選落ち |
ラストジャンパーのグランネルが着地したのは、まさに緑のライン上。
このラインをここに描いたのはリーダーボードの前に立つ小林陵侑。5位で折り返したがHSオーバーかつ見事なテレマークを2本目で見せた
際どい勝負。
グランネルの得点メーターがぐんぐんと上がる。陵侑か? グランネルか?
止まったのはこれまたライン上。
示された得点差は「0.0」
同点優勝だ。
小林陵侑とグランネルには共通点が多い。
共に1996年生まれ。同じ2015/16シーズンにWCデビュー。初優勝の地はルカ。
初めて表彰台に乗ったシーズンに初優勝を飾り、そのまま総合優勝。
突如として別の星から現れた者かと世間を騒がせたことも一緒。
ラハティで勝つのはこれが初めてということまで一緒。
そして二人はとても仲が良いのだそうだ。
そんな仲良し二人が表彰台の一番高いところを分け合って並ぶ横で、なんとも所在なさげに見えた3位のクラフト。
金曜の個人戦で優勝し、土曜の団体戦でもチームを優勝に導いた。
3日連続で表彰台に立ったクラフトが、この勢いでRAW AIRそしてフライングに挑むと思うとワクワクする。
この日の勝利で小林陵侑は総合首位に浮上。
ガイガーとのイエロービブの奪い合いはシーズン最終盤まで続くのだろうか。
個人戦は残り7試合。