グランネル 6戦ぶりに定位置に返り咲く
2021年1月10日（日）ティティゼーｰノイシュタット（GER）HS142/K125
14th World Cup Competition
| 1 | ハルヴォア-エグナー・グランネル（NOR） | 299.4pt |
| 2 | ダニエル-アンドレ・タンデ（NOR） | 297.0pt |
| 3 | シュテファン・クラフト（AUT） | 291.3pt |
| 7 | 小林 陵侑（土屋ホーム） | 280.3pt |
| 8 | 佐藤 幸椰（雪印メグミルク） | 279.2pt |
| 22 | 中村 直幹（東海大学札幌SC） | 253.3pt |
| 23 | 小林 潤志郎（雪印メグミルク） | 253.1pt |
| 45 | 佐藤 慧一（雪印メグミルク） | 90.6pt |
5連勝の後で勝利が途絶えていたグランネルが6試合ぶりに定位置に還ってきた。
勝てない間も、調子そのものが落ちているというよりは、今まで味方してくれていた運に多少そっぽを向かれ始めたのかなという感じがしていた。
ジャンプ週間中にはちょっとした舌禍事件を引き起こすなど、やや精神的にも不安定な状態も垣間見えたけど、力は全然落ちていないことを示した。
グランネルは今季・通算共に6勝目。
総合でも2位アイゼンビヒラーに264ptの差をつけており、イエロービブはまだしばらく彼の元から動きそうにない。
一方、3連勝と勢いに乗るストッフは、この日1本目で25位と大ブレーキ。
2本目は9番手のスコアで17位まで順位を上げたものの厳しい結果に終わってしまった。
とにかくこの2日間は風のアタリハズレが大きく、この日のストッフはもろにその影響を受けてしまった。
そして、3位には今季初表彰台となるクラフト。
もっともクラフトは決して調子が悪かったわけではない。
チーム全体のコロナ陽性による隔離と、その後の自身の陽性、そこからようやく復帰したと思ったら腰痛発生。結局、WC6戦とフライング世界選手権を欠場することとなってしまった。
ジャンプ週間から復帰し、鬼門のガル‐パルを除いてすべてシングル。
そして今日、ようやく台乗りを果たした。
驚かされたのがタンデ。
今季ここまでの最高位がビショフスホーヘンでの11位。
それがあわや優勝かという2位表彰台。
タンデの表彰台は2019/20ラハティでの3位以来となる。
日本勢は、小林陵侑が今季3度目の7位。今季はこれが最上位。なかなかこの殻を破れない。
佐藤幸椰は、今季8度目のシングル順位となる8位。2本目だけ見れば3位。なかなか2本揃わない。
中村直幹は、5戦ぶり、かつ、今季4度目のポイントゲット。
しかし、本日（12日）、岩佐勇研が次戦ザコパネからチームに合流するという報道が出た。
オフィシャル発表はまだないようだけど直幹が外れることになるのだろうか。
