2019/20 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第27戦リレハンメル

ストッフ 歴代4位タイの通算36勝目 イエラル WC初表彰台

2020年3月10日(火)リレハンメル(NOR)HS140/K123

35th World Cup Competition

1  カミル・ストッフ(POL) 264.3pt
2  ジガ・イエラル(SLO) 259.0pt
3  ティミ・ザイツ(SLO) 257.6pt
 
4  小林 陵侑(土屋ホーム) 253.6pt
14  佐藤 幸椰(雪印メグミルク) 235.2pt
21  佐藤 慧一(雪印メグミルク) 226.1pt
24  小林 潤志郎(雪印メグミルク) 221.6pt
30  伊東 大貴(雪印メグミルク) 178.8pt
39  中村 直幹(東海大学札幌SC) 90.2pt

予選リザルト オフィシャル リザルト


 

RAW AIR第4ラウンドとなる予選では、ロビン・ペデルセン(NOR)がトップ。2位にシュテファン・ライエ(GER)。3位にロベルト・ヨハンソン(NOR)。
この時点で一旦ライエがRAW AIR総合トップに浮上。

 

雨と雪、そして風が巻く。
前日同様にこの日も難しいコンディション。そして前日同様にアタリハズレの大きい試合となってしまった。
特に為す術なく空中を彷徨い87.0mに落とされてしまったコウデルカは可哀想すぎた。

 

勝ったのはストッフ。
その2本目は条件も良かったが、他の選手が巻いた風にスキーを揺らしている中で一人だけ悠然とフライトを続け、この試合で最も高い飛型点を叩き出した。
ストッフは今季3勝目。通算36勝となり、歴代4位のヤンネ・アホネンに並んだ。
また、RAW AIRのトップにも浮上した。

 

2位のジガ・イエラルはCOC札幌大会ではすっかりおなじみの選手。
そういう選手の活躍はホントにうれしい。
1本目は9位ながら、2本目はトップのスコアでWC初表彰台を射止めた。

 


2019 COC札幌大会/STVカップのイエラル

 

3位のザイツは今季4度目の表彰台。
1本目をトップで折り返したものの、2本目は伸ばせなかった。
ところで、スロベニア勢が表彰台に二人登ったのっていつ以来だろう?

 

RAW AIRトーナメント総合順位 第5ラウンド終了時点
1  カミル・ストッフ(POL) 1028.8
2  シュテファン・ライエ(GER) -0.7
3  ジガ・イエラル(SLO) -9.7
4  マリウス・リンビーク(NOR) -16.4
5  ロベルト・ヨハンソン(NOR) -18.1

RAW AIR総合

 

WC総合を争う二人は前日に引き続き今日も厳しい結果に終わった。
ただ、クラフト17位に対しガイガー19位と同じような順位だったために、差は2pt広がっただけ。
残り2戦。数字の上ではまだわからないが、現実的にはクラフトの戴冠が近づいてきている。

 

この日4位となった小林陵侑は、8位に終わったクバツキを逆転して3位に浮上した。
総合の表彰台にはなんとしてでも登りたいところ。

 

WC総合順位 
1  シュテファン・クラフト(AUT) 1659
2  カール・ガイガー(GER) -140
3  小林 陵侑(JPN) -481
4  ダヴィド・クバツキ(POL) -490
5  カミル・ストッフ(POL) -628

WCスタンディング