2019/20 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第15戦リレハンメル

高梨沙羅 通算100回目の表彰台を1年ぶりの勝利で飾る

2020年3月9日(月)リレハンメル(NOR)HS140/K123

18th World Cup Competition

1  高梨 沙羅(クラレ) 296.9pt
2  マーレン・ルンビ(NOR) 295.4pt
3  シリエ・オプセット(NOR) 293.5pt
 
14  丸山 希(明治大学) 226.4pt
18  勢藤 優花(北海道ハイテクAC) 220.5pt
33  伊藤 有希(土屋ホーム) 77.3pt

オフィシャル リザルト


 

前日(8日)に悪天候のためキャンセルとなったオスロでの試合の代替戦。

 

高梨沙羅が昨季リュブノ以来1年1ヵ月ぶりとなる勝利。
そして、WC通算100表彰台を達成。もちろんこれは女子歴代1位の記録。100回の登壇のうちの半数以上である57回が一番高いところであったことに今更ながら驚く。

 

3.0m/sを超す追い風が吹くこともあって、助走は97km/sにも達する高速設定。
そのせいかどうかはわからないが、1本目でヘルツルが転倒し、2本目でルンビがお手つきした。
この2本目でルンビは139.0m。お手つきにより飛型点を大きく失った。

 

この大ジャンプのおかげでゲートが一段下がったことが沙羅に味方しただろうか。
数値上はルンビと全く同じ風の状態ではあったけれど、飛びすぎることもなく、テレマークもしっかり入り、GFの加点も得られた。
終わってみれば両者の差は1.5pt。どちらに転んでもおかしくはなかったが勝ちは勝ちだ。

 

それにしてもうれしそうな沙羅。
ルンビも顔に出るタイプたが、沙羅も結構わかりやすく顔に出る。

 

3位のオプセットは初表彰台。

 

RAW AIRトーナメント総合順位 第2ラウンド終了時点
1  マーレン・ルンビ(NOR) 428.7
2  高梨 沙羅(JPN) -17.8
3  カタリナ・アルトハウス(GER) -22.6
4  シリエ・オプセット(NOR) -23.2
5  ニカ・クリジュナル(SLO) -28.7

RAW AIR総合

 

ヘルツルがこの日9位に沈んだことにより、WC総合ではルンビとトップが入れ替わった。
残り6戦。数字の上では5位のアルトハウスまで総合優勝の可能性がある。

 

WC総合順位 
1  マーレン・ルンビ(NOR) 1120
2  キアラ・ヘルツル(AUT) -25
3  エバ・ピンケルニッヒ(AUT) -141
4  高梨 沙羅(JPN) -367
5  カタリナ・アルトハウス(GER) -543

WCスタンディング