ヘルツル今季3勝目で首位に肉薄 丸山希 連続シングル
2020年2月1日(土)オーベルストドルフ(GER)HS137/K120
11th World Cup Competition
1 | キアラ・ヘルツル(AUT) | 284.9pt |
2 | マーレン・ルンビ(NOR) | 276.2pt |
3 | ダニエラ・イラシュコ-シュトルツ(AUT) | 270.4pt |
7 | 丸山 希(明治大学) | 247.6pt |
9 | 伊藤 有希(土屋ホーム) | 226.0pt |
16 | 高梨 沙羅(クラレ) | 206.5pt |
27 | 勢藤 優花(北海道ハイテクAC) | 184.1pt |
ヘルツルが今季3勝目。
点差以上の圧勝感。2本目では141.5mを飛びヒルレコードを一気に6.0m更新した。
ただし、それまで吹いていた1.0m/s前後の追い風がピタリと止んだ中でのこと。しつこいようだがやはりここのところのWCは男女ともにシグナルコントロールが雑に感じられる。
ルンビも悪くはなかったけれど条件の違いに泣いた。二本目は尻もちつきそうなランディングで飛型点を大きく失ったのも痛かった。
それでも2位につけたのはさすがで、前戦でヘルツルを一日天下で終わらせて取り返したイエロービブを5pt差まで肉薄されながらもなんとか死守した。
イラシュコは札幌以来となる表彰台。
ヘルツルからのアドバイスを試したら上手くいったとのこと。14歳も年下の選手からのアドバイスを素直に聞き入れるイラシュコは素敵すぎるし、アドバイスしたヘルツルも素敵。
こんなエピソードからもオーストリアチームの好調さがうかがえる。ピンケルニッヒが4位、2戦スキップしていたクラマーが6位。
日本勢では丸山希が前戦の6位に続いて2戦連続となるシングル。
のへ氏が「やめるのが早い」と指摘していたけれど、実は私も以前から同じことを思っていた。丸山はフライトの最終盤で、スキーと体を離して着地体制に移行するタイミングが少し早い印象がある。もう少し粘れば、あと2~3m飛距離を伸ばせそうな気がする。
まぁ、それを改善しようとしたら全体のバランスが崩れちゃったりする可能性もあるので、何が良いのかはよくわからないけれど。
1本目で19位となり頭を抱えた高梨沙羅は、新スーツを試したことが裏目に出たとのこと。
練習でも使ったことのないスーツで、しかも素材も今までのものと違うらしい。
でも、素材が違うってどういうことなんだろう? ルールの範囲内で異なる素材が供給されているということ? もちろん通気性は同一だと思うので、そうなると何がどのように違うんだろう? 硬さとか? 表面のざらつき(レス空気抵抗)とか?