スキージャンプの結果を下手な写真でお伝えするブログです

第39回全日本サマージャンプ朝日大会

細田5年ぶりV 五十嵐シニア初V 二階堂は大会連覇

2019年7月7日(日) 士別市 朝日三望台シャンツェ ミディアムヒルHS68/K60

 

 

女子組(ゲート1本目26、2本目26)

 五十嵐 彩佳(札幌大学) 221.4pt
 勢藤 理桜(下川商業高校) 214.5pt
 岩佐 明香(大林組スキー部)208.7pt
 
 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) 203.8pt
 平山 友梨香(信託ホームスキー部) 203.0pt
 葛西 春香(東海大学付属札幌高校) 185.6pt

公式リザルト

少年組(ゲート1本目18、2本目18)

 二階堂 蓮(下川商業高校) 227.4pt
 竹花 大松(東海大学付属札幌高校) 219.9pt
 工藤 漱太(下川商業高校)207.6pt
 
 小林 龍尚(盛岡中央高校) 204.7pt
 日下 瑠基(下川商業高校) 198.9pt
 大井 駿(札幌日本大学高校) 195.5pt

公式リザルト

成年組(ゲート1本目18、2本目18)

 細田 将太郎(北翔大学スキークラブ) 237.3pt
 馬淵 源(秋田ゼロックス) 232.0pt
 渡部 弘晃(東京美装グループスキー部)225.7pt
 
 藤田 慎之介(東海大学) 222.6pt
 清水 礼留飛(雪印メグミルクスキー部) 218.4pt
 鈴木 翔(札幌手稲スキー協会) 218.0pt

公式リザルト


 

昨シーズンは小林陵侑の空前絶後の活躍で大いに活気づいた日本スキージャンプ界。
3ヵ月半が過ぎ、新たなシーズンが今年もまた、ここ朝日三望台シャンツェで開幕した。
とはいえ、肝心の陵侑は例年通り土屋ホームの海外合宿中。そして、これまた例年通り有力選手の多くが海外遠征中。
なので仕方ないとはいえ、マスコミも観客もいつも通りに少ない。
歴史的大偉業を成し遂げた直後のシーズン開幕戦なのに、まるで何事もなかったかのような平常運行。

 

でも、いつもと違ったのは、朝日三望台にしては風があったこと。
30m付近は追い風傾向。
K点付近は右斜め横からのそこそこ強めの向かい風。

 

この風をうまく掴んだか、細田将太郎が1本目2位からの逆転で2014札幌市長杯宮の森サマー以来となる5年ぶりの勝利。
当時、細田は何かのインタビューで身体能力の高さに相当な自信があることをうかがわせていた。実際、強く踏み切って誰よりも高く飛び出す。その能力はズバ抜けていると思う。
ところが、高く上がるだけで思ったほど飛距離が伸びてこないことも多い。ひと際高いところから急降下で着地してしまう為、バスンっ!と音が響き渡るのが特徴的で、目をつぶっていても「あっ、今飛んだのは将太郎だな」とわかるぐらい。

 

潤沢な環境にない中で地道に活動を続ける社会人選手にはついつい判官びいきしてしまうが、細田将太郎に対してもそんな気持ちが強く、それゆえに高さを飛距離に結び付けられないことを歯がゆく感じていた。
今回の報道を見ると自身もこれまで”周囲から驚かれるほどの跳躍力を100%活かしきれていなかった”と認識していたようで、シーズンインに向けてアプローチやテイクオフの改造を行ってきたとのこと。
早くも結果が出たが、シーズンは始まったばかり。これからに期待したい。

 

女子は、K点付近の向かい風の影響がモロに出ただろうか。
HS68の台ではあるが、これまで女子の場合は60mに届くか届かないかぐらいのゲート設定にするのが常だった。それがこの日の1本目は風の影響で上位選手たちは想定以上に飛んできた。
平山友梨香は60.5m、成田楓は59.0m、岩佐明香は63.5m、茂野美咲は63.0m。
飛距離を伸ばした分だけ着地が乱れ、お手付き、尻もち、転倒などでそれぞれ飛型点を失った。

 

優勝候補筆頭で、一騎打ちとなるとみられていた茂野と岩佐にとっては特に痛い減点だった。でも転倒がなかったとしても果たして表彰台のてっぺんに届いただろうか? 
ただ一人K点ジャンプを2本揃え着地も無難にまとめた五十嵐彩佳には安定感があった。さしもの茂野と岩佐も、この日の五十嵐には勝てなかったのではないかな。
昨季の最終盤で3戦連続3位(宮様NH宮様LH伊藤杯ファイナル)となり、一気に力をつけた感のある五十嵐にとって、これがシニア初優勝。
7月10日に発表された8月の海外派遣メンバーにも名を連ねた。大いに期待したい。

 

少年組では二階堂蓮が大会2連覇。少年組では唯一K点オーバーを2本揃え、成年組との総合でも3位に入る好結果。
2位の竹花大松も1本目でK点を越えてきた。少年組でK点を越えたのは二階堂と大松の二人だけ。なお、大松も男子総合で6位に入る。
彼らと昨季まで争っていた藤田慎之介が大学生となった初戦で見事に結果を出したのもお見事。

女子組


1 五十嵐 彩佳(札幌大学)

 


2 勢藤 理桜(下川商業高校)

 


3 岩佐 明香(大林組スキー部)

 


4 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)

 


5 平山 友梨香(信託ホームスキー部)

 


6 葛西 春香(東海大学付属札幌高校)

少年組


1 二階堂 蓮(下川商業高校)

 


2 竹花 大松(東海大学付属札幌高校)

 


3 工藤 漱太(下川商業高校)

 


4 小林 龍尚(盛岡中央高校)

 


5 日下 瑠基(下川商業高校)

 


6 大井 駿(札幌日本大学高校)

成年組


1 細田 将太郎(北翔大学スキークラブ)

 


2 馬淵 源(秋田ゼロックス)

 


3 渡部 弘晃(東京美装グループスキー部)

 


4 藤田 慎之介(東海大学)

 


5 清水 礼留飛(雪印メグミルクスキー部)

 


6 鈴木 翔(札幌手稲スキー協会)

表彰式


女子組 勢藤 五十嵐 岩佐

 


女子組 茂野 平山 葛西

 


少年組 竹花 二階堂 工藤

 


少年組 小林 日下 大井

 


成年組 馬淵 細田 渡部

 


成年組 藤田 清水 鈴木

 


 

ところで、会場でジャンプんを見た時に何か違和感が―
ちょっとやつれたように見えない?
なんか目の下にクマができているように見えるんだけど…

 


 

今年もまた、新中学1年生たちがミディアムヒルでの大会デビューを飾った。
佐藤柚月、三上琳加、日野森琥珀、西田蓮太郎、佐藤虹斗、北守楽らがそうだ。

 

中でも最大の注目は、やはり西田蓮太郎。
昨季は小学生として頭一つ抜けた強さを発揮して勝利を欲しいままにした。
この日は11人出場した中学生の中で5番目の成績。


少年組15位 西田 蓮太郎(下川ジャンプ少年団)

 

佐藤柚月もまた、昨季は蓮太郎に次ぐ成績を残した逸材。
この日は8人出場した中学生の中で3番目の成績。


女子組16位 佐藤 柚月(札幌ジャンプ少年団)

 


 

そして誰よりも気になった選手は中村優斗。
その2本目はなぜかゴーグルを着けていない。
こんなの初めて見たよ。
どうして着けていないの? 
試技と1本目では着用していたのにね。
持って上がるの忘れちゃったの? 


成年組14位 中村 優斗(明治大学)

 

ん? ゴーグル?
そうだ! ゴーグルだ!
ジャンプんに違和感を覚えた原因はゴーグルだ。
2014年に初お目見えして以降、朝日三望台でのジャンプんはいつもゴーグルをしていた。
それがこの日はゴーグルなし。だから違和感があったんだ。

 

令和のジャンプん

 

目の下にクマができているように見えたのはゴーグルの跡でしょ?
ジャンプんは時としてゴーグルを着けないこともあるようなんだけど、個人的にはゴーグルを着けたジャンプんの方が圧倒的に好き。
今日はどうして着けていないの? 忘れちゃったの?

 

平成のジャンプん

 

 

 

 

 

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