2017/18 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第1戦ヴィスワ

小林潤志郎 ワールドカップ初優勝

2017年11月19日(日) ヴィスワ(POL)HS134/K120 

2nd World Cup Competition 

① 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 260.5pt(124.0m 126.5m)
② カミル・ストッフ(POL) 258.2pt(121.0m 129.5m)
③ シュテファン・クラフト(AUT) 257.7pt(126.5m 124.5m)

26 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 222.9pt(112.5m 120.5m)
29 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 219.5pt(119.0m 126.0m)

31 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 104.7pt(114.5m)

予選不通過  竹内 択(北野建設)

予選リザルト
オフィシャル リザルト


 

小林潤志郎がワールドカップ初優勝。

 

2011/12クーサモでデビューし、個人戦は24位ながらも同日開催となった団体戦でいきなり2位表彰台。しかし、その後は個人・団体共に表彰台がなく、個人最高位は2014/15トロンハイムでの13位。
それが、この夏に一気に覚醒した。GP白馬2連勝を遂げ総合3位に。
11月に入ってからも札幌での冬季開幕3連戦でフルメン参戦の中、優勝2位2位と強さを発揮。その好調ぶりを引っ提げてのシーズンインだった。

 

しかし、まさか優勝するとは!
前日の団体戦の記事で、
『シーズン序盤は本調子とは言えないように映る強豪も多いので、序盤戦で台乗りも十分に狙えると思う。ここ4シーズン、開幕戦ウィナーはビエグン、コウデルカ、タンデ、ドメンといずれも初優勝者。潤志郎には是非それに続いてほしい。』
なんて希望的観測を書いたけれど、ホントにそれをやってのけちゃうなんて!
おめでとう!

 

1本目をクラフトと並ぶ2位で折り返してからは、もうワクワクドキドキ。
フラ、ジワ、コット、ライエ、ストエルネン、クバツキとラスト10人がストッフを除いて次々と脱落していく様に思わず「よっしゃーっ!」(彼らのファンの皆様ごめんなさい)
自身が飛んでカレントリーダーになった瞬間に表彰台が確定。再び「よっしゃーっ!」って叫んじゃったけど、同時に「ひょっとして、ひょっとするかも」って。
で、クラフトが伸ばせず2位以上が確定したところで「よし、勝てる!」と。だって、ストッフとクラフトに勝ってフライタークに負けるはずがない!(フライタークのファンの皆様ごめんなさい)
結局ラストのフライタークはこの日最大の追い風が当たり失速。歓喜の瞬間が訪れた。

 

潤志郎のこの日の強さは本物だ。
1本目トップ10の選手たちが軒並み2本揃えられない中で潤志郎だけが2本揃えて見せた。
テールが大きく交差する彼の飛行スタイルは正直あまり美しいものではないのかもしれないが、この日はそれがむしろカッコよく見えた。
表彰台でイエロービブ姿をお披露目してくれたが、次戦ルカではその姿で戦うさらにカッコいい潤志郎が見れると思うとワクワクが止まらない。

 

日本チームとしては、小林陵侑のポイントゲットもうれしいニュース。
2015/16ザコパネでの7位という鮮烈すぎるWCデビューを飾ったが、2016/17は個人戦25戦にエントリーするも1ポイントも取れずに終わった。
しかし、彼もまた兄と同じく夏から絶好調。

 

一方で、ベテラン3人が厳しい。
竹内択は予選落ち。葛西紀明は2本目に進めなかった。
そして伊東大貴-

 

2本目で着地後に荒れたバーンに足を取られて転倒。試合はしばし中断した。
かなり鼻血を流しているように見えたが、自分で歩いて退場したので大事には至らないようにも見えた。
しかし、右肩脱臼により帰国して検査を受けるとのこと。よってルカは欠場。
この2本目は上位陣とも遜色のない126.0mの飛距離で着地もきれいに決まっていた。転倒さえなければ13位ぐらいだったのではないかと思われるので何とももったいない話ではある。

 

金曜日から大貴の他にも何人かの選手が荒れたバーンの餌食になった。
まだ積雪のないこの地で、何日も前から人工降雪機で懸命に整備をしたとのことだが、やはり開幕をヴィスワで迎えるのは無理があるよね。
大貴の怪我が早く癒えることを願うばかりだ。

 

 

コメント

  1. laziole27さん、どーもです。
    Supiでございます。

    潤志郎選手、やってくれましたね!

    左右に総合王者経験者を従えての表彰台にて、
    イエロービブを着てにっこり笑うその姿は、
    清々しいというか痛快というか、
    同じ日本人として、とても誇らしい気分になりました。

    この表彰台での光景が、
    彼にとって「一生の記念」ではなく、
    「飛躍の始まり」「名ジャンパーの転機」と後になって言われるよう、
    地に足を着けて頑張っていただきたいです。

    ジャンプはほんのひとつのきっかけで変わっていきますから、
    陵侑選手にも、お兄さんから良い意味で伝播していってほしいですね。
    (…一番闘志に火がついたのは、葛西さんでしょうけどねぇ。)

    伊東選手のケガ、少々心配ですが、大したことがなければいいですね。
    竹内選手も、次はきっとやってくれると信じています。

    女子の開幕ももうあと少し!
    開幕戦男女アベック優勝も見えてきた!?

    • Supiさん、コメントありがとうございます。

      いや~久しぶりに興奮しました。
      ホント一夜にして有名人になっちゃって。
      岩手では号外も出たらしいですからね。

      葛西の闘志にも火がついたでしょうが、一番燃えて欲しいのはたっくん。
      潤志郎に先を越されてしまいましたから。

      大貴は続報が無いので何とも言えませんが、骨に異常がないとのことなので、それほど大ごとにはならないんじゃないでしょうかね。
      どのみちルカ2戦の後はメンバー総入れ替えの予定ですから、上手くいけば欠場はルカだけで済むかも。

      ところで入れ替えメンバーの将充くんが一足早くFINにいるようなのですが、ルカにエントリーとかないでしょうかね。