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2018/19 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第2戦ルカ

小林陵侑 ワールドカップ初優勝

2018年11月24日(土) ルカ(FIN)HS142/K120 

3rd World Cup Competition 

 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 142.0pt 138.5m           
 カミル・ストッフ(POL) 139.9pt 140.5m 
 ピオトル・ジラ(POL) 135.0pt 136.0m 
 
17 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 119.4pt 132.5m 
28 中村 直幹(東海大学) 111.6pt 126.0m 
38 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 103.1pt126.0m 
52 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部)75.8pt109.5m 
58 竹内 択(北野建設)54.4pt103.0m 

オフィシャル リザルト


 

小林陵侑がWC初優勝。
出場40戦目、前戦ヴィスワでの初表彰台から2戦目のポディウムにして、早くもその中央を射止めた。

 

今季もルカはその名に恥じぬ強風が吹いた。
金曜の予定は全てキャンセルされ土曜日に延期となった。
しかし、延期されたプログラムのうち消化できたのはトレーニングの一本だけ。予選は中止となり、エントリーした65人全員が本戦に進むこととなった。
さらに、日本時間24時30分開始予定だった本戦も、まず15分ディレイとなり、次にそれが45分に延び、結局1時間20分遅れの25時50分に1本勝負で開始されることとなった。

 

運営のこの判断は見事に填った。レッドシグナルが頻発したトレーニングと違い、本戦はただの一度もレッドを出すことなく、ただの一度もゲート変更を行うこともなくサクサクと進んだのだから。
数値上は強い向かい風が吹いているが、場所によっては追い風も強く混じり、スキーを叩かれる選手も散見された。確かにアタリハズレはあったと思うが、スケジュールの荒れっぷりに比べると試合そのものが荒れたという印象はない。

 

つまり、小林陵侑の初勝利は、荒れた試合ゆえのフロックなどではなく、実力で勝ち取ったもの。
前の試合で「次戦ルカで勝ったとしても全然驚かない」と書いたが、実際に勝ってみてホントに驚かなかった。それぐらい今の陵侑には安定した強さが感じられる。
前戦の3位表彰台はクリモフとライエというフレッシュな組み合わせだったが、この日は前年王者ストッフと優勝1回を含む5度目の表彰台となるジラを従えての優勝だ。こうした実績のある選手たちとの直接的な争いを制して勝利したことに価値がある。
今後、どれほどの選手になっていくのか。どれほどの成績を収めていくのか。楽しみでしょうがない。

 

余談だが、小林陵侑(1996.11.8)ら96年組はホントにすごい。
この日、自身3度目のポイントゲットとなった中村直幹(1996.9.19)も96年組だし、女子開幕遠征メンバー6名中、岩佐明香(1996.4.12)、高梨沙羅(1996.10.8)、勢藤優花(1997.2.22)の3名も96年組。
まさにアタリ年。

 

数値上はこの日最高の向かい風を受け滑空したドメン・プレヴツが最長不倒となる146.0mを飛び、ジラに抜かれるまで40人ほどを相手にトップを守り続けたのにはワクワクさせられた。
ゾグラフスキーが自己最高位の6位となったことと、ザイチが2戦連続シングルとなったこと、前戦での自己最高7位という好結果を引っ提げて登場したアアルトに自国の観客が沸いたことも嬉しかった。
フロイントが度重なる前十字靭帯裂傷による長い休養からついに復帰し29位でポイントをゲットしたことに感動し、前戦で初優勝を遂げたクリモフが空中で2度3度とスキーを叩かれ失速し31位に終わったことに驚かされたりもした。

 

長い待ち時間に辟易とさせられ、1本勝負という物足りなさも感じたとはいえ、決して大味にはならずに、見どころの多い面白い試合だったのではないかと思う。

 

ただちょっと残念だったのは、せっかく陵侑がイエロービブをまとい表彰台の頂点に立ったのに、君が代が流れなかったことかな。

 

 

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