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2018/19 FISスキージャンプワールドカップ男子団体第1戦ヴィスワ

男子ワールドカップ開幕 ポーランドV 日本は4位

2018年11月17日(土) ヴィスワ(POL)HS134/K120 

1st World Cup Competition 

1 ポーランド  1026.6pt518.5pt 1位508.1pt 1位
 ピオトル・ジラ 127.0pt 1位 136.5pt 1位
 ヤクブ・ヴォルネ 123.5pt 1位 123.4pt 1位
 ダヴィド・クバツキ132.7pt 2位 109.4pt 7位
 カミル・ストッフ 135.3pt 1位 138.8pt 1位
2 ドイツ  1015.5pt 508.1pt 2位  507.4pt 2位
 カール・ガイガー 122.6pt 3位 132.2pt 2位
 マルクス・アイゼンビヒラー 123.4pt 2位 119.1pt 3位
 シュテファン・ライエ  134.0pt 1位 132.5pt 1位
 リヒャルト・フライターク 128.1pt 2位 123.6pt 3位
3 オーストリア  972.0pt488.9pt 3位483.1pt 3位
 ミハエル・ハイベック 121.8pt 4位 119.1pt 3位
 クレメンス・アイグナー 121.1pt 3位 119.3pt 2位
 ダニエル・フーバー 126.5pt 3位 124.2pt 2位
 シュテファン・クラフト 119.5pt 5位 120.5pt 5位
 
4 日本  916.5pt 455.9pt 4位 460.6pt 4位
 小林 潤志郎126.3pt 2位 118.3pt 4位
 竹内 択 97.5pt 7位 101.5pt 6位
 伊東 大貴 116.0pt 4位 118.2pt 3位
 小林 陵侑 116.1pt 6位 122.6pt 4位
5 スイス  861.6pt  
6 ロシア  849.5pt  
7 スロベニア  842.5pt  
8 チェコ  811.4pt  

リザルト


 

今シーズンの男子ワールドカップが昨季と同じくヴィスワで開幕した。
暫定状態だったビケルスンでの開催も正式決定し、今季は全35戦の熱い戦いが繰り広げられることとなる。

 

昨季は全31戦中の1/4強にもなる8戦の団体戦があって正直うんざりさせられたが、今季は1/5の7戦に減ったことが個人的には朗報。それでもまだ多いと思うけれど。
ビケルスンの開催決定によりRAWAIRは従来通りのフォーマットで行われるようだし、ビリンゲン5とプラニツァ7も昨季に引き続き開催される模様。

 

ルール変更としては、BMIルールに一部変更があり、ブーツの重さが体重から除かれることとなった。よってブーツの分だけ(1.5kg~2.0kg程らしい)体重を増やさない限りはスキーが短くなる。
実際、昨シーズン辺りから決まって映し出されるようになった試合直後の体重計測の場面でも、この日はしっかりとブーツを脱いで計測されていた。
でも、こんな改定をするということは、わざと重いブーツを履いてスキーの長さを稼ごうということが今まで行われていたということなのかな?

 


 

昨年同様、この時期のヴィスワに雪は無く、ランディングバーンとブレーキングトラックにのみ雪が盛られた状態。
その雪の状態も悪く、ランディングやブレーキングが難しい状況。実際に何人かの選手が転倒し、そこには小林陵侑と竹内択も含まれた。

 

昨季のここヴィスワでも、荒れたバーンに足を取られた伊東大貴が引退に追い込まれるかもしれないほどの重傷を右肩に負った。Jスポ斉藤浩哉氏によると、大貴は疲れがたまるとまだ古傷が痛むらしい。
その大貴をはじめとして、この日は皆とにかくテレマーク姿勢が浅め。無理して怪我をしては元も子もないという事だろう。
こうした状況に加えて、開幕大会ということもあってまだ調整段階の選手も見て取れたこともあってか、追い風傾向の試合にしてはゲート設定は渋め。おかげでスペクタクル性は犠牲になったが、安全を重視した賢明な運営だったと思う。

 

昨季と同じことを言うようだけれど、個人的に開幕戦というのは試合そのものよりも、雑多なことにばかり目が行くもの。
前傾をかけない「ユ」の字型の飛型の選手ばかりになったなぁとか、その一方で前傾かけまくりのコウデルカには「時代遅れ」と言われようと頑張ってほしいなぁとか、アマンがスラットナーにチェンジしたなぁとか、毎シーズン必ず現れるイメチェンヒゲ野郎が今年はコルニロフだったなぁとか、アプローチがミルカカラーだなぁとか…

 

ヨハンソンが1本目を飛んだ後にスーツ違反で失格となりノルウェーが脱落。
優勝争いは接戦を演じたポーランドとドイツに絞られ、最後は昨季の総合優勝争いを演じたストッフとフライタークの直接対決を逆転で制したポーランドが優勝。
表彰式の国歌斉唱を伴奏を止めて観客と共に大合唱した場面は、新鮮で感動的でとてもカッコよかった。

 

日本は、ノルウェーが脱落しなければ定位置の5位ではあっただろうけれど、2選手の転倒があったりもしたが内容的には悪くなかったと思う。
浩哉氏と元康氏が口を揃えて言う通り、今後に期待が持てる感じが確かに伝わってくる。

 


 

金曜日に行われた個人戦の予選は今夏のGP覇者エフゲニー・クリモフがトップ。
今シーズンから予選トップに与えられることとなった3,000スイスフラン(約34万円)を手にした。

 

昨シーズンから予選免除のシステムがなくなり上位選手も全員飛ぶことになったので、予選トップはそのラウンドの正真正銘のトップとなるようになった。
また、RAWAIR、ビリンゲン5、プラニツァ7は予選結果も含めた総合点で競われることからも、予選の存在意義が増してきていることは間違いない。
でもねぇ・・・

 

ジャンプの予選は通過枠の50位以内に入りさえすればよく、1位であろうと50位であろうと違いはないので、本来ははっちゃきこく必要はない。

  • はっちゃきこく…北海道弁で「積極的に頑張る。張り切って一生懸命になる」という意味。

このように、積極的にトップを獲りに行こうとしている選手ばかりではないであろうシチュエーションであるにもかかわらず、そこでトップを獲った選手を讃えることに何か矛盾めいたものを感じてしまうのは私だけだろうか。

 

下表は昨シーズンの大会ごとの予選勝者と本戦勝者の一覧。
予選勝者が本戦で優勝したのは3戦(16戦、18戦、19戦)のみで、いずれもストッフ。
それ以外の予選勝者は本戦で勝てていない。つまり、ほとんどの試合で予選の勝者と本戦の勝者は異なる。

 

 予選勝者
( )内は本戦順位
本戦順位
( )内は予選順位
1クラフト(3位)小林潤志郎(3位)
2クラフト(13位)ダミヤン(20位)
3アイゼンビヒラー(14位)フライターク(4位)
4タンデ(5位)ヴェリンガー(2位)
5フォルファング(7位)フライターク(3位)
6クラフト(13位)ファンネメル(24位)
7ストッフ(2位)フライターク(2位)
8フライターク(2位)ストッフ(28位)
9フォルファング(9位)ストッフ(6位)
10小林潤志郎(6位)ストッフ(2位)
11クバツキ(9位)ストッフ(5位)
12タンデ(2位)ストエルネン(2位)
13ストッフ(38位)セメニッチ(17位)
14ストッフ(4位)タンデ(3位)
15フォルファング
16ストッフ(1位)ストッフ(1位)
17ストッフ(6位)タンデ(10位)
18ストッフ(1位)ストッフ(1位)
19ストッフ(1位)ストッフ(1位)
20ストッフ(6位)ヨハンソン(2位)
21フォルファング(2位)ストッフ(8位)
22ストッフ

 

このうち14戦はビリンゲン5、18戦~20戦はRAWAIR、21戦はプラニツァ7なので予選でもはっちゃきこく必要があった。
本音を言うとこのあたりもすごく気に入らない。RAWAIR、ビリンゲン5、プラニツァ7はいずれも予選を含めた総ポイント数で争われるものだが、予選はあくまでも予選と考えるべきで本戦と同列に語るべきものではないと思うのだ。

 

まぁ、FISが予選の集客&視聴率獲得にはっちゃきこくのは理解できるし、これで選手のモチベーションに火がつき、予選が盛り上がり、更に賞金で選手が潤うのであれば誰も損をしないことではあるんだけれど…

 

ただ、予選勝者にあまり光を当てすぎると、予選の存在意義が上がる一方で、相対的に本戦勝者のステイタスが下がってしまうような気がするんだよね。

 

繰り返しになるけれど、ほとんどの試合で予選の勝者と本戦の勝者は異なっている。
一つの大会に二人の勝者は要らないと思うのだよ。

 

 

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