クロイツァーが3季ぶりの勝利 丸山希は2度目の表彰台
2023年2月11日(土) ヒンツェンバッハ(AUT)HS90/K85
22nd World Cup Competition
1 | キアラ・クロイツァー(AUT) | 235.6pt |
2 | エバ・ピンケルニッヒ(AUT) | 235.5pt |
3 | 丸山 希(北野建設SC) | 234.8pt |
11 | 高梨 沙羅(クラレ) | 219.7pt |
15 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 213.3pt |
18 | 宮嶋 林湖(松本大学) | 208.1pt |
19 | 勢藤 優花(YAMAtune) | 207.0pt |
ワールドカップとしては最小の台ゆえの大接戦に勝利したのはキアラ・クロイツァー。
今季は何度かのシングル順位を重ねながら第13戦蔵王では3季ぶりの表彰台をゲット。スーパーチーム戦ではピンケルニッヒとのペアで優勝も果たしていた。
そしてその後は全てトップ10内。2019/20にルンビを上回る6勝を挙げ総合2位となった頃の輝きが戻ってきたと感じさせる躍進ぶりを見せていた。
3季ぶりの勝利。舞台はそのシーズンに怒涛の4連勝を見せたここヒンツェンバッハ。
2位ピンケルニッヒとの差はわずかに0.1pt。きれいに決まった飛型点が活きたか。
通算7勝目となる勝利。クロイツァー姓としては初めて。
0.1ptが結果を分けたのは丸山希も同じ。クリネツを抑え自身2度目の表彰台を射止めた。
6日前のヴィリンゲンで伊藤有希、高梨沙羅とともに華々しく初の表彰台を飾ったばかり。その時は、あわや初優勝かという戦いぶりだった。
特筆すべきは、わずか1週間の間に世界最大であるHS147のラージヒルとWC最小であるHS90のノーマルヒルという真逆のプロフィールの台の両方で表彰台に上ったということ。
世界で戦うにはどんな台にも即座に対応できる能力が求められる。
表彰台と対応力。丸山はこの1週間で二つの大きな殻を破ったように思う。