スキージャンプFISワールドカップ2022/23女子個人第18戦ヒンツェンバッハ

ピンケルニッヒが5試合ぶりに勝利 ニカ・プレヴツは初表彰台

2023年2月10日(金) ヒンツェンバッハ(AUT)HS90/K85

21st World Cup Competition

1 エバ・ピンケルニッヒ(AUT)254.4pt
2 エマ・クリネツ(SLO)250.5pt
3 ニカ・プレヴツ(SLO)248.2pt
 
8 高梨 沙羅(クラレ)239.7pt
11 丸山 希(北野建設SC)231.5pt
14 伊藤 有希(土屋ホームスキー部)225.0pt
23 宮嶋 林湖(松本大学)216.2pt
32 勢藤 優花(YAMAtune)99.5pt

予選 リザルト 総合順位


HS147を誇る世界最大のラージヒルであるヴィリンゲンから僅か5日。
舞台はワールドカップとしては最小のHS90のヒンツェンバッハに移った。
両者のHSの差は実に57m。対応力が求められる。

予選でルーティットがトップだったので期待はあったけれど、終わってみれはピンケルニッヒが5試合ぶりの勝利で今季6勝目。
HSとのK点の差が5.0mしかないので接戦となったが、パワーに勝るピンケルニッヒの1本目91.5mが効いた。

クリネツは今季6回目の2位。
目の上のたんこぶになっているのはアルトハウスで優勝を3度阻止されている。ピンケルニッヒに阻止されたのはこれが初めて。

ニカ・プレヴツは初表彰台。
今季リュブノで初のシングル7位となり、その後もリレハンメル7位、蔵王8位といずれもノーマルヒルでシングルを重ねてきてはいた。
先日のジュニア世界選手権ではルーティットに次ぐ銀。実力は疑いないが台による出来不出来が大きいのが少し気になっていた。
なので表彰台はまだ先の話だと思っていたが、2本目はトップの得点で7位から初の表彰台をつかんだ。

ヴィリンゲンで歴史的快挙を成し遂げた日本勢は、丸山希が予選で2位となり期待もあったが高梨沙羅の8位が最高位。 勢藤優花は今季初めてノーポイントに終わった。