2016/17 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第6戦エンゲルベルク

ハイベック今季初優勝 伊東大貴5位

2016年12月17日(土) エンゲルベルク(SUI)HS140/K125 

7th World Cup Competition 

① ミハエル・ハイベック(AUT) 304.7pt(138.0m 134.0m)
② ドメン・プレヴツ(SLO) 301.6pt(132.0m 137.5m)
③ アンドレアス・コフラー(AUT) 293.7pt(128.0m 139.5m)

 

  5 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 284.2pt(135.0m 129.0m)
13 竹内 択(北野建設スキー部) 275.7pt(129.5m 129.0m)
21 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 266.8pt(123.5m 127.5m)

35 作山 憲斗(北野建設スキー部) 127.5pt(123.5m)

予選不通過 小林 陵侑(土屋ホームスキー部)

 

オフィシャル リザルト

 


 

改装されてプロフィールが変わったエンゲルベルク。
HSが137から140に大きくなった。
ここでナイトゲームが開催されるのは初めてのことらしい。

 

伊東大貴が1本目3位。
前戦同様にドキドキの状態で2本目を迎えられたことに、この上ない幸福感。
惜しくも表彰台は逃したけれど、十分に戦えることを示してくれたし、ここまでの日本勢の低調ぶりの中で一筋の光明となる5位に個人的には満足度高し。
本人は、得点が出て表彰台を逃したことが分かった瞬間に、右手でもものあたりを叩いて悔しさをあらわにしていたけれどね。

 

葛西紀明も、助走スビートが相変わらず最遅レベルなのが気になるけれど、2本目を飛び終えた時には”加とちゃんペッ”も見られたし、本人的には良い感触をつかみつつあるんじゃないかな。
竹内択も開幕戦の12位に次ぐ13位。2本目だけ見れば10位。
とにかく日本勢が最悪の状態を抜け出しつつあるようで、まずは一安心。

 

ハイベックは、ドメンに猛追を受けたけれどトップを守り切った。
ハイベックの勝利は2016年2月のクオピオ(こちら)以来。通算5勝目。
ちなみに、前回優勝時は3連勝だった。
勢いづくと今後面白い存在になりそう。

 

3位コフラーは、2014年3月のトロンハイム(こちら)以来、実に3シーズンぶりのこと。
今季これで4度目のシングル。
総合10位内に3位クラフト、8位フエットナー、9位ハイベック、10位コフラーが名を連ねるオーストリア。
加えてジャンプ週間以降にはシュリーレンツァウアーが復帰するらしい。
総合力ではドイツ、ノルウェー、ポーランド等より一つ抜けている感がある。

 

最後に、今日のピーター。
開幕戦以来2度目の転倒。
それ以前に、全然飛距離が出ない。
まぁ、今日は2本とも最悪の風にあたってしまったというのはあるにしても。
それをものともしないのがぺテル・プレヴツだったのに。