2015/16 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第10戦インスブルック

ジャンプ週間第3戦 プレヴツ連勝で首位固め

2016年1月3日(木)ジャンプ週間第3戦 インスブルック(AUT)HS130/K120

① ぺテル・プレヴツ(SLO) 269.5pt(125.0m 132.0m)⇔ ハイベック
② セヴェリン・フロイント(GER)258.4pt(122.5m 128.0m)⇔ コルニロフ
③ ケネス・ガングネス(NOR)251.5pt(126.5m 124.0m)⇔ フラバ

7 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 236.8pt(124.5m 119.5m)⇔ シュリーレンツァウアー
8 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 235.8pt(120.0m 121.0m)⇔ パイヤー
18 竹内 択(北野建設スキー部) 225.7pt(118.0m 120.5m)⇔ 小林
30 作山 憲斗(北野建設スキー部) 199.9pt(115.0m 110.5m)⇔ ラニセク

36 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 99.2pt(113.5m)⇔ 竹内
41 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部) 94.4pt(109.0m)⇔ フラ

 


 

HSとK点の差が10.0mしかないがゆえに点差が付きにくいこの台で、フロイントがどこまでプレヴツとの差を縮められるかが戦前の見所予想だったはず。
しかし、終わってみればプレヴツは更に11.1pt差をフロイントにつける結果となった。

 

フロイントも決して悪くない。
特に2本目は久々に飛型がビタッと決まった。
でも、プレヴツはその上を行く。
今のプレヴツに勝てる人はいないんじゃないかと思わせる絶対的な強さがある。

 

ただ、なぜ予選を回避したのか?
戦略上はそんな小細工をする必要はなかったはず。
いずれにしても1枠減ったわけで・・・

 

プレヴツはジャンプ週間2勝目で2位フロイントに19.7pt差の首位。
WCでは今季5勝目で2位フロイントに185pt差の首位。

 

日本勢は葛西の7位が最高位。
1本目はまずまずだったけど、やはり着地で左足が流れてしまった。
(葛西に限らず着地で足が流れる選手が多かったように見えたけどね)
2本目はなんだか踏切から変に見えた。
後で本人のコメントを読むと1本目の助走でスピードが出なかったので2本目は姿勢を変えたらそれが良くなかったとか。

 

葛西に敗れたシュリーレンツァウアーはこれで3戦連続のノックアウト。
第2戦こそラッキールーザーとなったがその試合の21位が最高位。
どうやら最終戦は出場しないみたい。
ちょっと心配だね。

 

2戦連続トップ10入りとなった8位伊東大貴は2本目を飛び終えて悔しそうなしぐさをしていた。
本人的にはもう少し距離を伸ばせる感触があったんだろうね。
調子は上がってきているようなので次に期待。
作山も2戦連続KOラウンドを勝ち上がってきているし、 日本勢全体を見れば、そう悪くない状態なのではないでしょうかね。

 


 

ジャンプ週間総合(第3戦終了時点)
① ぺテル・プレヴツ(SLO) 842.1pt
② セヴェリン・フロイント(GER) 822.4pt
③ ケネス・ガングネス(NOR) 800.2pt
④ ミハエル・ハイベック(AUT) 799.0pt
⑤ ヨハン・アンドレ・フォルファング(NOR) 779.3pt