悪天候のため2本目キャンセル ヴェリンガーが今季初優勝 二階堂蓮が8位
Official Results
1 | アンドレアス・ヴェリンガー(GER) | 143.4pt |
2 | シュテファン・クラフト(AUT) | 138.0pt |
3 | カール・ガイガー(GER) | 134.3pt |
8 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 125.3pt |
22 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 104.5pt |
24 | 小林 陵侑(TEAM ROY) | 96.7pt |
佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 予選51位 | |
小林 潤志郎(Wynn.) | 予選失格 |
過去5年で最も難しい試合だったとレースディレクターのサンドロ・ペルティエに言わしめた前日の試合。
それに比べると、この日の本戦開始時点は幾分マシなようにも見えた。
が、すぐにルカは本性を現す。
不規則な風に小雨も交じり、アイゼンビヒラー、ザイツ、グランネル、ハイベック、フォルファンといった名手たちが、成す術もなく100mよりも手前に次々と落されていく。
運営は何度かゲートを上げてみるものの、風向きはコロコロと変わるので、これもまた勇気のいる話。
何人かの選手の犠牲のもとに、まずはなんとか1本目を成立させた。
2本目も騙し騙し試合は進んでいったが、16番目スタートのヴァセクが長く待たされたままキャンセルが決定。
試合は、1本目の結果をもって成立となった。
ヒルサイズオーバーの146.5mを飛び19点台の飛型点を並べたヴェリンガーが今季初表彰台にして初優勝。
昨季ヴィリンゲン以来となる通算8勝目。
なお、このヴィリンゲンの試合も悪天候による難しいコンディション下の試合だった。
2位は2試合連続表彰台となるクラフト。悪天候でもびくともしない強さがある。
3位は昨季クリンゲンタールで連勝して以来およそ1年ぶりの表彰台となるガイガー。
そして、アイグロが自己最高位を14位から5位に大きくジャンプアップ。なお、その14位の試合もルカ。
日本勢最高位は二階堂蓮の8位。
昨季はザコパネ10位、ヴィリンゲン10位、レークプラシッド8位、札幌7位、オスロ9位と、4度のトップ10内があるが、いずれも日曜日の試合。そして今回の8位も日曜日。
なお、ここまで優勝-2位-優勝ときていたパシュケは、この酷い条件の試合でも崩れることなく7位。
総合2位に上がってきたクラフトに76ptの差をつけて依然イエロービブを守っている。
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