スキージャンプFISワールドカップ2023/24男子個人第14戦ザコパネ

クラフトが今季7勝目で歴代表彰台記録更新 ポーランドツアーはオーストリアが逆転優勝

2023/24スキージャンプワールドカップ
17th World Cup Competition
  • 2024年1月21日(日)
  • ザコパネ(POL)
  • HS140/K125

Official Results

1  シュテファン・クラフト(AUT) 332.3pt
2  アンドレアス・ヴェリンガー(GER) 327.8pt
3  アンツェ・ラニセク(SLO) 327.3pt
 
5  小林 陵侑(TEAM ROY) 324.7pt
10  二階堂 蓮(日本ビールスキー部) 315.8pt
24  小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 298.3pt
   中村 直幹(Flying Laboratory SC) 予選53位
   竹内 択(team taku) 予選54位

予選リザルト 本戦リザルト


クラフトが今季7勝目を挙げた。
これにより、これまでヤンネ・アホネン(FIN)が持っていたワールドカップ表彰台登壇回数108回を上回り、歴代最多の109回の新記録を達成した。

また、この勝利でWC通算勝利数は37回となり、アホネンの36回を抜き歴代5位となった。

さらに、この勝利はポーランドツアーのタイトルをもオーストリアにもたらした。
前日までに首位スロベニアに対して2.4ptにまで肉薄していたが、4位のハイベックと共にポイントを積み上げ、3位ラニセク、6位コスのポイントを12.3pt上回り逆転。最終的に9.9pt差でタイトルを手中に収めた。

ツアー総合4位となった日本は小林陵侑が5位。
6試合ぶりに表彰台に届かなかったが、内容は悪くなかったと思う。

そして、二階堂蓮がついにトップ10に入った。
1本目は17位と出遅れたが、2本目は3番手の得点でジャンプアップ。
この2本目は、この日の最長不倒となる142.0m。追い風ながらも、かなり前傾をかけた攻撃的なジャンプだったように見えたが、しっかりとテレマークも決めて見せた。
全選手中で、この日一番のパフォーマンスだったといってよいのではないだろうか。

ポーランドツアーで主役を張りたかったポーランドチームは、しかし、脇役に徹してしまった。
スーパーチーム戦6位、団体戦6位、個人戦の最上位は予選と本戦を通じて、この日のズニシチョルの11位。
最大の見せ場は、このズニシチョルが1本目を4位で折り返したことだっただろうか。
ツアー総合は6位。

ポーランドツアー総合順位

1  オーストリア 3872.9pt
2  スロベニア -9.9
3  ドイツ -129.5
4  日本 -181.4
5  ノルウェー -231.1
6  ポーランド -340.6

Polish総合順位

WC個人総合順位

WRリスト

さて、ワールドカップは、ここで一旦中断。
25日から28日までの日程でフライング世界選手権が実施される。

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