ヴァセクが初優勝 ヴォルゲナントとビックナーが初表彰台 二階堂蓮は4位
Official Results
1 | パヴェル・ヴァセク(POL) | 250.9pt |
2 | ウルリッヒ・ヴォルゲナント(AUT) | 248.6pt |
3 | ケビン・ビックナー(USA) | 246.5pt |
4 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 244.1pt |
7 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 239.1pt |
20 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 227.0pt |
21 | 小林 潤志郎(Wynn.) | 224.1pt |
23 | 小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) | 223.4pt |
パヴェル・ヴァセクがワールドカップとグランプリを通じて初優勝。
2017/18にワールドカップにデビューした25歳は、既に80戦以上のワールドカップ戦歴があり、最高位は2020/21ニジニ・タギルでの6位。北京オリンピックにも出場している。
されど、層の厚いポーランドチームにあってなかなかトップチームに定着できないでいた。
これまでのグランプリでの最高位は2022ルシュノフでの2位。その時は、1本目7位から表彰台を射止めた。
同じルシュノフで、今度は2位からの逆転勝利。
ついに殻を破った。
2位のウルリッヒ・ヴォルゲナント、3位のケビン・ビックナーは、いずれもワールドカップとグランプリを通じて初の表彰台。
4位の二階堂蓮は、表彰台に2.4pt差まで迫った。
プロローグでトップを獲ったことで、初表彰台、いや、初優勝すら視野に入った佐藤慧一は7位。
選考基準通りであれば、チームJAPANのエントリーは4名となるはずだったが、枠の確保の為か5名がエントリーした。
ドイツ、スロベニアが完全にスキップし、オーストリア、ノルウェー、ポーランド等もトップ選手は不在。
日本チームにとっては大量得点のチャンスではあったけど、それは他国にとっても同じこと。
トップ選手たちが不在だからといって簡単に勝てるわけではない。
特に、この試合は風の影響も小さくはなかったし。
トップ10に2人のチームJAPANは上々の結果ではあるが、次戦はさらなる姿を期待したい。
ところで。
観客は、隣の台のブレーキングトラック上から観ているけど、あの位置からちゃんと見えているのだろうか。
隣の台との間が地形的に高さがあるので、空中は見えているとしても着地のあたりは陰になって見えていないんじゃなかろうか。
…なんてことが気になって仕方がない。
おそらくは、あまりスキージャンプ人気が高くないであろうルーマニアにあって、せっかく会場に足を運んでくれた方たちなのでね。万全の態勢で迎えていただきたいと思う次第。